毎年恒例、エイプリルフール。
フランスではPoisson d’avrilポワッソン・ダヴリル(4月の魚)と呼ばれています。
魚の絵を描いた紙を友人や家族の背中にこっそり貼る、などの悪戯をする日なのですが、日本同様、温め続けた嘘ネタを発表する日でもあるのです!
毎年有名な大企業が練りに練ったエイプリルフールネタをかましてくれるのですが、今年はどんなネタが注目を集めたのでしょうか。
利用者参加型が新しい!RATP
毎年恒例のRATPのエイプリルフール。
今年は10個の駅に世界各国の有名な観光地の写真を設置し、利用者が自分たちでセルフィーを取って友人や知人に送れるという仕組みです。
また9番線と4番線の窓には、飛行機の窓を再現した写真が貼られています。
こうした利用者参加型のエイプリルフールをしっかり楽しんだ方も多かった様子。
ちなみに私が好きだったのは2016年のRATPの駅名を大々的に変えてしまうというもの。
気になる方はコチラをどうぞ:http://golem13.fr/ratp-poisson-avril/
OpéraオペラがApéroアペロになっていたり、PyrénéesピレネーがAplesアルプに変更されていたり。
おやじギャグなんですがニヤリとさせられるものばかりでした。
観光客にとっては大変迷惑だったんじゃないかな、と思いますが…。。。
おちゃめな警察・憲兵隊
求人募集ならぬ、求兎募集…
我々の任務を遂行するためにはウサギの嗅覚や聴覚、俊敏さが重要です!とまぁ可愛らしいウサギちゃんの動画とともにTwitterへ投稿したのが警察。
実は警察以外にも、憲兵隊も似たような投稿を続々としています…w
こちらはローヌ県の憲兵隊のツイート。
猫による嘘探知だそうです。
アルデッシュ県の憲兵隊は、今年の夏からポニーに乗って巡回を行うとのこと。
どれもこれも微笑ましい画像ばかりですね。
ストラスブール市
かっかわいい!!カピバラのような容姿のヌートリア。
ストラスブール市はヌートリアの引き取り手を探しています!とのエイプリルフールツイート。
ルーブル美術館の学芸員がモナリザのデッサンを発見!?
レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画、モナリザ。
なんとルーブル美術館でそのデッサンが見つかった!と学芸員のNicolas Milovanovic氏。
しかもモナリザの絵にはなかった愛犬の姿まで描かれている…。
ふてぶてしいお顔のワンちゃんがなんとも気になります(笑)
番外編(英語):最大手GoogleはGoogle Tulipを発表
まるで最新アイテムのCMのようにしっかり作りこまれている点に関しては、さすがGoogle!といったところでしょうか。
Google Tulipはチューリップとコミュニケーションが可能になったアプリを開発した!という設定でのエイプリルフール。
ニヤリとするポイントがふんだんにちりばめられた動画、お時間がある方はぜひ一瞥してみてください。
みなさまはエイプリルフール、何かやりましたか?はたまた誰かに騙されたりしましたか?
一瞬信じてしまいそうになるものから、紛らわしい!とイラッとしてしまうもの、クスッと笑える微笑ましいもの…様々な嘘が蔓延する1年に1度のこの日。
「私は素敵なエイプリルフールネタに出会ったよ!」という方はぜひ教えてくださいね。
https://www.ladepeche.fr/2019/04/01/google-voit-grand-pour-le-1er-avril,8104068.php