ストライキやデモ、日本ではあまり馴染みがないという方も多いでしょう。
しかしフランスでは出くわす場面も多く、戸惑うことも。
そこで、今回は
- ストライキ・デモについて知る
- 最新情報を入手する方法
- ストライキ・デモに遭遇した場合の対処法
についてまとめました。
ストライキ・デモの定義
ここではフランス語の単語やその定義、特徴について見ていきます。
ストライキとは?
ストライキとは、労働者が企業を相手に労働条件の改善を要求するため、集団で仕事を放棄することを指します。
日本語ではストとも略されますが、実際に目にした、参加したという方は少数派でしょう。
フランス語ではLa grèveラ・グレーヴと呼ばれ、在住者のみならず旅行者も遭遇の可能性あり。
特にフランス国鉄のLa SNCFやエアーフランスAir Franceのストライキなどは旅行者も
影響を受けやすいため、情報を確認する必要がありますね。
ストライキを行う条件は、一般企業と公務員では若干異なり、特に公務員の場合には
事前通知が必要な場合があります。
デモとは?
デモ活動、デモ行進、デモ集会…様々な呼び名があるデモですが、一般に
政治や社会などに対する集団での意思表示をする行動のことです。
仏語ではLa manifestationラ・マニフェスタシオンと呼ばれ、みなさんも恐らく
黄色いベスト運動、Le mouvement des Gilets Jaunesル・ムーヴモン・デ・ジレ・ジョーヌ
で印象に残っている方も多いことでしょう。
これらの公共の場でのデモは、行政機関への届け出が必須です。
ストライキ・デモの最新情報を入手する方法
ニュースをとにかくチェック!
交通機関のストライキや大規模なデモは基本的には報道されます。
数日前から報道されているものも多いため定期的にニュースをチェックしておくとよいでしょう。
また前出のフランス語の単語「La grève」「La manifestation」といった単語も検索する際役立ちます。
公式サイトをお気に入りに入れておく
通常ストライキは企業のサイト上に情報が掲載されます。
特に電車や飛行機など移動に関わる企業の場合、自身の予約がキャンセルされているかどうか、
ネット上で変更できるかなど公式サイトから確認・手続きをすることも。
ただし注意したいのが、旅行会社を通した予約の場合。
フライトなど旅行会社を通すと公式サイトでは変更が出来ず、旅行会社へ連絡を…と言われることが
あるようです。
万が一の場合の対応なども予約時に確認しておくと安心でしょう。
大規模デモの場合は公式サイトなどは存在しないのですが、近年多い黄色いベスト運動の場合は
Facebookにグループがあり、デモの呼びかけが行われることもあります。
気になる方はそちらをチェックしても良いでしょう。
交通機関を予約しているならメールチェックを忘れずに
自身が予約した交通機関がキャンセルになった場合、メールで連絡が来る場合があるようです。
連絡が来ないこともあるようなので公式サイトなどで情報をチェックしておくのが一番ですが
念のためメール確認だけは頻繁に出来ると安心です。
フランスでストライキ・デモに遭遇したら?
交通機関などのストライキに巻き込まれたら?
- ストライキ情報を公式サイトなどで確認
- 振替はあるのか、他の移動手段を取るべきなのかを素早く判断し対応
- 振替やキャンセル、払い戻し手続きを行う(混雑する可能性大)
- 移動が難しそうな場合は他の移動手段の確保、宿泊先の確保を
こうやって書くと簡単そうですが、非常に混雑します。
公式サイト上で購入したチケットはその後の変更や振り替え、払い戻しもすべて
オンラインで行われることが多いですが、電話連絡をしたい時など手続きが大変なことも…
混乱に巻き込まれないためにも、出来るだけ早く情報を入手し出来るだけ素早く対応するのがベスト。
デモ行進に遭遇したら?
デモ行進と一口に言っても、黄色いベスト運動のように超巨大なものもあれば
数メートルほどの小さいものまでさまざま。
通常であれば彼らは自身の意思を権力者たちに伝えるため、しっかりとした信念を
持って行動している人々です。
ですが巨大なデモとなると、中にはものを壊す人、暴れまわる人などもいるのが現状…
もし大規模なデモ行進に遭遇した場合には、可能な限りその場を離れることをおすすめします。
万が一警察と衝突…となってしまうと巻き添えを喰らう可能性があるからです。
大規模デモの場合、ネット上で呼びかけが行われたりニュースにもなるため情報は入手しやすいはず。
最新情報に敏感になり、巻き込まれないよう慎重に行動するとよいでしょう。
まとめ
フランスとは切っても切れない関係のストライキ&デモ。
基本的には情報は事前に手に入るので、ニュース等をチェックしておくことが大切です。
万が一巻き込まれそうになった場合は情報収集をしたり代替案を考えるなど、素早く対応できると
なお安心かと思います。
参考URL:https://fr.wikipedia.org/wiki/Gr%C3%A8ve
https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F117
https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F499