フランスにちょっと旅行に来る際やフランスに住んでいるという方は知っておいて損はないフランスの祝日。
特にフランスは祝日お休みになるお店が多いので、旅行や来客の予定がある時には気を付けましょう。
- 1. 2019年フランスの祝日は全部で11日
- 2. 祝日リストと解説
- 2.1. 1月1日 Jour de l’anジュール・ドゥ・ラン
- 2.2. 4月22日 Lundi de Pâquesランディ・ドゥ・パック
- 2.3. 5月1日 Fête du travailフェットゥ・デュ・トラヴァイユ
- 2.4. 5月8日 Victoire 1945ヴィクトワール・ミル・ヌフソン・キャラント・サンク
- 2.5. 5月30日 Ascensionアサンシヨン
- 2.6. 6月10日 Lundi de Pentecôteランディ・ドゥ・パントコート
- 2.7. 7月14日 Fête nationaleフェット・ナショナル
- 2.8. 8月15日 Assomptionアッソンプシヨン
- 2.9. 11月1日 Toussaintトウッサン
- 2.10. 11月11日 Armistice 1918アルミスティス・ミル・ヌフソン・ディジュイット
- 2.11. 12月25日 Jour de Noëlジュール・ドゥ・ノエル
2019年フランスの祝日は全部で11日
出展:<a href="https://www.service-public.fr/particuliers/actualites/A13134" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.service-public.fr/particuliers/actualites/A13134</a>
画像にもあるように、フランスの年間祝日は11日。
元日やメーデーなどの固定祝日だけではなく、イースターなどの移動祝日もあります。
日本の祝日が年間16日であることを考えるとなんだか少ない印象を受けますが、フランスではその分バカンス期間などもあるため実際にはそれほど「休みが少ない」とは感じません。
それではどんな祝日があるのか詳しく見ていきましょう。
祝日リストと解説
1月1日 Jour de l’anジュール・ドゥ・ラン
日本同様、1月1日の元旦は祝日でお休みです。ただ日本と決定的に違うのは、2日から通常営業だということ!
日本だったら三が日中はお休みですが、フランスだと普通に2日からバリバリ働いている人もたくさんいます。
もちろん、有給休暇を取って長めの年末年始のお休みを取る人も結構いますが。
4月22日 Lundi de Pâquesランディ・ドゥ・パック
復活祭後の月曜日。日本ではイースターの名前でも少しずつ知られるようになりましたね。
イエス・キリストが復活した日として知られ、移動祝日でもあります。
卵型や鶏型のチョコレートを食べたり、子羊のもも肉に舌鼓を打ったり…
子どもたちがイースターエッグを探すイベントなども各地で企画されています。
5月1日 Fête du travailフェットゥ・デュ・トラヴァイユ
メーデーですね!労働者の祝日として知られ、病院など一部の仕事を除いて労働者は休むことになっています。
フランスではこの日に大きなデモが行われることもあり、時に暴動化するなど危険を伴うことも。
家族や親せきなど親しい人にすずらんの花を贈る習慣があります。
5月8日 Victoire 1945ヴィクトワール・ミル・ヌフソン・キャラント・サンク
単に5月8日、ユイット・メと呼ばれることも多々あるこの祝日。
第二次世界大戦の終戦記念日かつ戦勝記念日を指しますが、日本の終戦記念日とはその日付が異なるのでびっくりするかもしれませんね。
大々的な軍事パレードが行われることでも有名です。
5月30日 Ascensionアサンシヨン
こちらも移動祝日のアサンシヨンは日本語では昇天祭と呼ばれます。
復活祭の40日後にあたるこの日は、イエス・キリストが天に昇った日とされています。
6月10日 Lundi de Pentecôteランディ・ドゥ・パントコート
復活祭から50日後のパントコートの翌日月曜日の祝日。
日本語では聖霊降臨祭と呼ばれており、イエスの弟子たちに聖霊が降りてきたことを祝う日です。
7月14日 Fête nationaleフェット・ナショナル
単に7月14日、キャトルズ・ジュイエと呼ばれることもあるこの祝日。革命記念日を指しますが、時にパリ祭という名でも親しまれています。
軍事パレード、花火の打ち上げなど大々的に行われる祝日で、消防士のダンスパーティーなど国民だけではなく観光客にも人気があるようですね。
8月15日 Assomptionアッソンプシヨン
聖母被昇天祭。聖母マリアが天に昇った日を祝うキリスト教関連の祝日です。
地方の村などではこの日に合わせて祭りが開催されることが多く、聖母マリア像を掲げて行進が行われることも。
11月1日 Toussaintトウッサン
諸聖人の日と呼ばれ、すべての聖人を祝福する日です。
この翌日が死者の日と呼ばれお墓に菊の花を添える習慣があるのですが、祝日である11月1日にお墓参りをする人が多数。
その影響で11月1日が諸聖人の日兼死者の日だと勘違いしているフランス人も意外と多いようです。
11月11日 Armistice 1918アルミスティス・ミル・ヌフソン・ディジュイット
こちらは第一次世界大戦休戦記念日。単にアルミスティスと呼ばれることも少なくありません。
1920年に初めて、大戦中に亡くなった無名戦士たちの追悼が行われ、今では軍事パレードや戦没者の氏名読み上げ、黙とうなどが式典中に行われています。
12月25日 Jour de Noëlジュール・ドゥ・ノエル
皆さんご存知のクリスマス。フランス語ではノエルと呼ばれています。
この前日のクリスマスイブに家族や親戚などが集まり大々的なディナーが行われたり、フランスでは一年の中でも最も大きなイベントの一つと言えるでしょう。
こうしてフランスの祝日を見ていくと、政教分離と言いつつ国民の休日とキリスト教文化は切っても切れない関係にあることがわかりますね。
また祝日が木曜日や火曜日などに当たる時にはPontポンと言って間の日を休みにして連休を作るやり方が一般的。
祝日のことを失念していて計画通りに物事が進まなかった…とならないよう、お出かけや観光の際には祝日もチェックしておくことをおすすめします。
参考:https://jp.ambafrance.org/article1468
https://www.service-public.fr/particuliers/actualites/A13134