外出禁止令が出てから間もなく3週間が経とうとしているフランス。
普段から食材ストックを作る生活をしていたため、現在もまだ買い物の必要もなく完全に引きこもっています。
そんなロックダウン中の我が家の日常生活がどんな感じなのか、ゆるーくご紹介。
両親在宅で大喜びの2歳半
両親揃ってこんなに在宅しているのは息子が生まれてから初めてのこと。
私もしばらく職業訓練があったため在宅時間が減り、その後息子の午前中のみの保育園…と1日中一緒にいることは激減しました。
そんな時に不要不急の外出禁止令。
夫も早急にテレワークへの方針転換を余儀なくされ、少しバタついたもののその後はあっさりと在宅勤務への切り替え。
幼いながらも家族全員が在宅することになったことをしっかり理解し、大喜びの息子氏。
さすがに外に出たがる時はあるものの、「病気が流行ってるから、公園いけない」と唱えるように繰り返すこともあります。
幸い我が家には小さな庭とガレージ内で遊べることもあり、外出できない状況でもそれほど苦にはなりません。
遊びのアイディアで苦労するかな、とも思いましたが、意外と家にあるおもちゃや本で楽しく過ごしてくれていて助かっています。
イヤイヤ期なのでそれなりに大変な時ももちろんありますが、もし外出可能だったとしても状況は一緒でしょう。
というか「イヤイヤ期だから仕方ない」と思考転換しています。
仕事量少なめテレワーク、子どもとの時間を満喫
公共機関に勤めている人としては大変珍しく、サービス残業三昧、土日やバカンス中も仕事したりと日本人のような働き方をしている夫。
産後も翌日は普通に会議に参加していたような人が、3週間も家にいる。
息子も私も変な感覚ではありますが、大喜びです。
仕事も関連機関が同様にテレワークに切り替え、会議もキャンセルとなった様子。
そのため事務作業や書類作成も進むらしく、仕事は息子の昼寝中と早朝、夜に行い、日中は息子と一緒に遊ぶスタイルになりました。
日中の電話対応や急ぎの書類送信などは時々あるものの少なめです。
そのため、つい先日までは後追い気味だった息子も今では父親にべったり。
元々あまり一人遊びをしないタイプのですが、拍車がかかったような気がします。
二人とも「いま一緒に過ごせるこの時間を満喫しよう!」と全力で遊んでいて見ているこちらも気持ちが良いほどです。
後追い男児の世話を見てくれる人がいるため家事の難易度減
私はと言えば、午前中息子が在宅していることにより勉強の時間は減少しました。
ですが家事をしながら子どもの世話をするということがなくなったため難易度が激減。
一人遊びがあまりないので、以前は2分もすれば呼ばれ、子どもと遊びながら料理をしたり洗濯をしたりとバタバタでした。
それが今ではゆっくりキッチンで料理をしながら、レシピをチェックしたり次の食事のアイディアを検索したり…。
一切中断されることなく料理出来ることの快適さに驚きを感じています。
また夜中や早朝に食材や料理を仕込むこともなくなり、気持ち的にはだいぶ楽。
料理も夫と相談しながらメニューを考えられるので負担激減です。
勉強の時間は昼寝中と夜の就寝後となりましたが、日中一人ではないという安心感から夜更かししてコーディングしたりすることも増えました。
普段やらないことに挑戦している日々
折角在宅しているのだから…ということで普段やらないことにもチャレンジしています。
外出禁止につき息子はトイトレ開始
実は一番最初にトイトレを始めたのは既に1年以上前…
当初から寝る前は自分から「トイレ行きたい」といいトイレでおしっこができます(寝たくないからトイレに行きたがる)。
ですが本人のやる気が全く起きず、遊んでいる時や気が向かない時には一切トイレに行きたがりませんでした。
そこで、在宅時間の多いこの時期にトイトレを済ませてしまおう!と日中は普通のパンツへ切り替え。
当然お漏らしもありますが、1時間おきにトイレに連れていけば問題なくおしっこができます。
自分ではおしっこしたいという感覚がまだ不確かなようで、遊んでいると忘れるし遊びを中断されるのが嫌で「トイレいかない!」と拒否することも。
この外出禁止期間中になんとかなるのか…!?
親は気長にトイトレしています。
旦那氏、手作りパンに目覚める
フランスの家庭ではパンを冷凍庫に入れて保存している人も多いはず。
我が家も外出禁止令前に何本か冷凍庫に入れておきましたがストックがあっという間に切れ、恋しくなってきたころ一念発起して手作りパンに挑戦!
最初は私と夫でどちらが上手か?フランスのレシピと日本のレシピで対決(?)をしました。
結果、夫のパンがなかなか上手で大好評だったため、本人の意欲にも火が付きました。
元々ピザ生地も手作りするなど料理が好きなタイプなので、発酵時間が足りなかっただの、焼き加減がどうのと試行錯誤開始。
そして2度目のチャレンジ。
もっと美味しくできるはず!と気合いの入った3度目の挑戦、本人も納得の出来のバゲットがコチラ。
このレシピをもとにこれからは美味しいパンが食べられるぞーと思った矢先、ドライイースト切れ。
次の挑戦はまだ先になりそうです。
(作り方を知りたい!という声が多かったので、近々レシピ公開します。)
お菓子作りに時間をさけるようになる
料理する時間が以前よりもある。
そのため、普段作らないようなお菓子作りや料理にも挑戦しています。
仏人家族には不人気なチーズケーキ、どうしても自分が食べたくなり作りました。
こちらはおやつの時間に少しでも野菜を食べてほしいと思い作ったラタトゥイユクラッカー。
そして個人的に大成功だったのは、アンパンマンのチョコパン。
思ったよりもそれっぽくなり、息子も大喜び!
ですが表面の目や眉毛、口のチョコだけ食べてパン自体はあまり食べず…。
見た目で気をひくのも大切ですが、食べてくれるものも研究しなければ…。
何でもないようなことばかりをしている日々ですが、これほどまでに家族で一緒に過ごせるのは初めてのことです。
医療従事者か行政機関などこの状況下でも通常通り、またはそれ以上の業務に追われていることを思うとひたすら感謝しかありません。
私たちがいま出来ることは極力外出しないことのみ。
ますこ家は出来る限り家に引きこもります。
皆さんも在宅中のアクティビティや料理アイディアなどありましたらどしどしお寄せください。