【バイリンガル教育】フランス語で童謡を聴かせるメリットとは?

フランスに暮らす日仏家庭で、我が家のようにバイリンガル教育を進めている方々もたくさんいらっしゃることでしょう。

とはいえまだ息子は1歳3か月、言葉も日仏バランスよく少しずつ出てくるようになり、歌も歌える(親ばかフィルターあり)ようになる時期に突入したばかり。

まだ序の口ですしこれから苦悩もたくさんあると予想されますが、童謡は日仏両方ともバランスよく聴かせてあげたいという方針です。

就学前はメインでお世話をする人の母語に偏りがち!?

保育園やベビーシッターを利用しないバイリンガル家庭の場合、やはり子どもの言語はメインでお世話を見る人の母語に偏るのではないか、と予想しています。

例えば我が家のように仏人父と日本人母で、母が一日中家で世話を見ていると、常に日本語で話しかけられている状態となります。

そのため言葉も日本語に偏るのが一般的なのではないでしょうか。

残念ながら、現在は義両親と同居のためフランス語も日本語もバランスよく触れている状況で、この件に関しては経験談すらお話できませんが…。

同居を始める前は言葉が少しずつ出始めた頃だったのですが、やはり日本語の単語の方が発語できていた印象です。

個人的には日本語をたくさん覚えてくれることはとても嬉しいのですが、フランス語日本語バランスよく触れていってほしいという願いもあります。

そのため、童謡は日仏バランスよく触れられるよう意識しています。

フランス語の童謡を聴かせるメリット3つ

メリットその1:フランス語の音に小さいころから慣れさせる

やはりフランス語の発音に慣れさせることって大切です。

日本語話者の母親と二人っきりの時にはどうしてもフランス語に触れる機会が減るため、童謡を通してフランス語の音に慣れさせることができます。

日常会話にはあまり出てこない単語なども多く、様々な発音に触れさせられると思いますよ!

メリットその2:歌いながら楽しく覚える感覚を味わってもらう

手軽に、楽しく。

童謡の歌詞の意味がわからなくても、歌は楽しいものだ、という認識が持てれば、将来的に歌を通してたくさんのことを学ぶきっかけになるのではないでしょうか。

私自身、机に向かってする勉強が苦手なタイプですが、フランス語学習の時にはフランス語の歌にずいぶん助けられたものです。

歌の楽しさ、言葉の楽しさを同時に味わえる童謡って本当に素晴らしいコンテンツだと思います!!!

メリットその3:フランス人友人や親戚も一緒に歌って楽しめる

知っている歌を歌う子どもの姿が嬉しいのは家族に限ったことではありません。

友人や親戚だって、子どもが自分たちもよく知っている童謡を歌っていたら一緒に歌ってくれます。

子どもも「なんて楽しいんだろう!」と感じている様子で、得意げに歌を披露。

もちろん、日本語の歌をたくさん覚えてほしい気持ちもあります。

でも日本人、フランス人どちらと会う場合でもみんなが興味を持ってくれる歌のレパートリーがあるのがベターなのではないかな、と最近は感じています。

我が家ではYoutubeが大活躍!

日にもよりますが、基本的には1日10分程度でYoutubeでフランスの童謡(Les comptinesレ・コンティンヌ)を見せています。

もちろん見せない日もあるのですが、ご機嫌斜めな日などはどうしても15分、20分と長くなってしまうのが難点…

ですが文明の利器を活用しない手はない!ということで、私のフランス語の童謡はレパートリーが少なかったためYoutubeにお世話になっています。

良く見せているのはMonde des Titounisというチャンネル。

こちらは日本語では「グーチョキパー」でおなじみの曲ですね。

フランス語ではFrère Jacquesフレール・ジャックという、誰もが知っている童謡。

定番の童謡が豊富なだけではなく、一つの動画に何曲も収められているものが多いため次々と色んな童謡に触れることができます。

また、童謡の歌詞の中には日常生活で触れることのない単語があふれているので、フランス語の勉強にも役立ちそうですね。

ただし、このTitounisティトゥニーではキャラクターたちが歌詞の中にも登場し、元々の歌詞と異なるアレンジの曲もしばしばあるのが少し不便かな…と感じます。

歌詞が変わってしまうのが気になる…という方は、このほかにもたくさんの動画が溢れていますので、Comptinesコンティンヌで検索してみてくださいね。

 

まだまだ初期段階のバイリンガル教育。

童謡だけではなく絵本も日仏バランスよく触れられるよう心掛けています。

現時点では両方の言語をバランスよく理解・発語している印象ですが最近はやはり義実家同居の影響もありフランス語がぐんと伸びた気がします。

それと同時に私も童謡から新たな単語をたくさん学ぶことになり、「子ども向けの童謡、あなどれないな…」と実感中。

このようにフランス語の童謡は語彙力アップにも役立ちますので、フランス語の勉強をしている方も是非活用してみましょう。