胃もたれと言う言葉を知らないのか!?
と思わず叫びたくなってしまうほど、イベント時にはずっしり胃にくる料理を大量に平らげるフランス人たち。
勧められるがままに料理を食べてしまい、胃もたれや胃痛で大変だった…と言う経験はありませんか?
かといって日本の食材や出汁は貴重(特に地方在住者)ですし、折角ならフランスで食べられている料理で体をいたわりたいですよね。
そこで今日は、胃に優しいフランスの家庭料理を3つご紹介します。
王道のスープ系!おすすめはブイヨン
余った野菜を大量消費するときにも活躍するスープ。
やはり胃が疲れた時に軽く済ませたい時には定番の料理です。
ただしスープは軽くていいよねーなどと言いつつクリーム系やチーズ系の重めのスープを提案してくるフランス人が一定数いますのでお気を付けください(我が家)。
飲むなら野菜たっぷりのスープ、胃の調子が悪い時などにはブイヨンと呼ばれるスープがおすすめ。
ブイヨンBouillonという言葉は基本的に「何かを煮込んだ汁」のこと。
そのためだし汁という意味で使われることが多いのですが、Bouillon de soupeブイヨン・ドゥ・スープと言うと日本で言うお吸い物のような、野菜や肉を煮込んで食べるものを指します。
ただのSoupeスープと言うと、かぼちゃスープやきのこスープといった、煮込んだ野菜をミキサーにかけたスープが一般的です。
もちろんBouillon de soupeでなくても野菜をたっぷり使ったスープなら胃にも優しく体も温まります。
サラダ
サラダと一口に言ってもパスタサラダ、ライスサラダ、Piémontaiseピエモンテーズ(ジャガイモ&マヨネーズ)のガッツリ食べらるものからグリーンサラダまで種類はさまざま。
消化の良さを考えるとやはり温野菜サラダのようなものがベストでしょうか。
フランス語では温野菜サラダのことをSalade de légumes à la vapeurサラド・ドゥ・レギュンム・ア・ラ・ヴァプールと言います。蒸し野菜サラダですね。
パーティーの後などは、硬くなったパンをクルトンにしたり、余りもののチーズをトッピングしたりと食材を再活用できるのも魅力です。
魚料理
胃への負担を考えるなら、白身魚がベター。
フライパンでソテーをしたり(バターではなく植物油を使う方がいいかも!)、Papilloteパピヨットと呼ばれるホイル焼きもふっくら仕上がるのでおすすめです。
胃痛などがない時は味付けにレモンなど柑橘類を使うと口の中もスッキリ。
野菜も一緒に摂りたいにはアクアパッツァにすると調理の手間も省けますね。
私的ベスト3を見てきましたが、いかがでしたか。
伝統的な家庭ではパーティーの終盤、深夜(朝方)にオニオンスープを食べる習慣を今も継続しているところもありますね。
みなさんはパーティーの後の食事はどのようなものを召し上がっていますか?
「こんなおすすめがあるよ!」という方はぜひ教えてくださいね。
参考:https://www.lemonde.fr/vous/article/2007/01/03/des-bouillons-apres-les-fetes_851507_3238.html