日本でもフランスでも懐メロが好き。
数あるフレンチポップスの中でも名曲と呼ばれるものは、フランスだけではなく世界的に知られています。
今回はみんなが知っている懐かしのシャンソンの名曲を10曲に絞ってご紹介します。
- 1. La Vie En Roseラ・ヴィ・アン・ローズ(バラ色の人生) – Edith Piafエディット・ピアフ
- 2. Les Feuilles Mortesレ・フィユ・モルト(枯葉) – Yves Montandイヴ・モンタン
- 3. Les Champs Elyséesレ・シャンゼリゼ(オーシャンゼリゼ) – Joe Dassinジョー・ダッサン
- 4. Poupée de Cire, Poupée de Sonプぺ・ドゥ・シール、プペ・ドゥ・ソン(夢見るシャンソン人形)- France Gallフランス・ギャル
- 5. Tout, tout pour ma chérieトゥ・トゥ・プール・マ・シェリ(シェリーに口づけ) – Michel Polnareffミッシェル・ポルナレフ
- 6. Tombe la neigeトンブ・ラ・ネージュ(雪が降る) – Salvatore Adamoサルバトール・アダモ
- 7. Comme d’habitudeコム・ダビチュード – Claude Françoisクロード・フランソワ
- 8. Le temps des cerisesル・タン・デ・スリーズ(さくらんぼの実る頃) – Yves Montandイヴ・モンタン
- 9. T’en va pasトン・ヴァ・パ(哀しみのアダージョ) – Elsaエルザ
- 10. L’amour est bleuラムール・エ・ブルー(恋は水色) – Vicky Leandrosヴィッキー・レアンドロス
La Vie En Roseラ・ヴィ・アン・ローズ(バラ色の人生) – Edith Piafエディット・ピアフ
不動の人気、誰でも知っている、と言えばLa vie en roseでしょう。日本語では「バラ色の人生」ですね。
日本語バージョンのみならず、世界各国の有名歌手たちがカバーしたことでシャンソンの代表曲の座を欲しいがままにしました。
優雅なメロディーとエディット・ピアフの歌声に惚れ惚れしてしまいます。
Les Feuilles Mortesレ・フィユ・モルト(枯葉) – Yves Montandイヴ・モンタン
シャンソンを語る上で外せないのがコチラの一曲。
哀愁漂うこの空気感が心にしみわたります。
枯葉と言えばイヴ・モンタン!なイメージがありますが、実はジュリエット・グレコがカバーしたことで世に知られることとなったのです。
気になる方は以下のジュリエット・グレコ版も聴いてみてくださいね。
Les Champs Elyséesレ・シャンゼリゼ(オーシャンゼリゼ) – Joe Dassinジョー・ダッサン
日本語では「オーシャンゼリゼ」ですね。
初めてシャンゼリゼ通りに行った時に恥ずかしげもなくこの曲を歌った…なんてことをしたのは私だけではないはず!!!
意外なことに原曲はイギリスの「Warterloo Road」。
この曲でフランス語を勉強した方も多いことでしょう。
Poupée de Cire, Poupée de Sonプぺ・ドゥ・シール、プペ・ドゥ・ソン(夢見るシャンソン人形)- France Gallフランス・ギャル
2018年年明けに惜しまれながらこの世を去ったフランス・ギャルの代表曲の一つ。
フランス語以外にもドイツ語やイタリア語歌詞バージョンがあるのですが、なんと日本語でも本人が歌っています!!!
多くの日本人歌手にもカバーされているこの曲、皆さんはどのバージョンがお好きですか?
Tout, tout pour ma chérieトゥ・トゥ・プール・マ・シェリ(シェリーに口づけ) – Michel Polnareffミッシェル・ポルナレフ
軽快なリズムにポルナレフの高音が気持ちよく響く、リズミカルな一曲。
日本でも誰しもが耳にしたことのある代表曲のひとつですね。
繰り返し部分も多く、思わず口をついて出てくるような軽快さも魅力的です。
ニューアルバムを発表したポルナレフ、今でもその活躍ぶりから目が離せません。
Tombe la neigeトンブ・ラ・ネージュ(雪が降る) – Salvatore Adamoサルバトール・アダモ
実は日本語版しか知らなかった私。
ベルギー人歌手のアダモ自身が作詞作曲をした曲で、フランス語のほかにドイツ語やイタリア語など複数言語で歌い世界的に知名度を上げました。
冬にリリースするように、というプロデューサーの声を無視して1963年夏に発表した、なんていう逸話も残っています。
Comme d’habitudeコム・ダビチュード – Claude Françoisクロード・フランソワ
「クロクロ」の愛称で親しまれている、フレンチポップス界の代表的人物クロード・フランソワ。
名曲は数あれど、やはりこちらのコム・ダビチュードは多くのアーティストにカバーされていることでも有名です。
日本では恐らくフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」の方が知られているかもしれませんが、原曲はクロクロ。
カバーアーティストにはエルビー・プレスリーやシド・ヴィシャスなどそうそうたるメンバーが名を連ねています!
Le temps des cerisesル・タン・デ・スリーズ(さくらんぼの実る頃) – Yves Montandイヴ・モンタン
なんと「さくらんぼの実る頃」は1866年に作られたというから驚き!
これだけの歴史のある曲が今でも愛されていると思うと壮大さに圧倒されてしまいます。
因みに私がこの曲を知ったきっかけは、スタジオジブリの「紅の豚」。
まだ海外をあまり知らなかった当時、異国情緒あふれるメロディーに心を奪われたことを鮮明に覚えています。
T’en va pasトン・ヴァ・パ(哀しみのアダージョ) – Elsaエルザ
1986年発売のT’en va pasはエルザのファーストシングル。
映画の主題歌だったコチラの曲、日本では数多くのアーティストにカバーされ耳馴染みのある作品です。
日本語タイトルは「哀しみのアダージョ」以外にも「彼と彼女のソネット」「哀愁のアダージョ」などがあります。
L’amour est bleuラムール・エ・ブルー(恋は水色) – Vicky Leandrosヴィッキー・レアンドロス
このメロディー、みなさんも聴いたことありますよね?
ヨーロッパでは毎年恒例の音楽コンテスト、ユーロヴィジョンに4位入賞した作品でもあります。
その翌年1968年にはポールモーリアが編曲しインストゥルメンタル版を発表、世界的な大ヒットにつながりました。
私も最初に知ったのはポールモーリア版の「恋は水色」でしたが、ヴィッキーが歌うバージョンもまた違った雰囲気があって好きです。
さて、10曲ざらーっと見てきましたが、知っている曲、気になる曲などありましたか?
フランスの懐メロが気になる、という方はNostalgie(ノスタルジー)というラジオがおすすめ。
アメリカ音楽など世界的に有名なものも交えながら、フランスで流行した懐メロばかりが流れてきます。
「アノ曲が入っていない!」「他にも良い曲があるのに…」という方は遠慮なくコメントくださいね。
(わかります、わかりますよ!!!良い曲がいっぱいあって選ぶのに一苦労しました…)