キーラ・ナイトレイ主演の映画『コレット』が2019年5月17日(金)より日本で公開されると発表されましたね!
フランスでは既に1月半ばより公開され、フランス人には馴染みのある女性作家コレットを題材にしたものということもあり注目を集めています。
そんなフランスでは名の知れたコレット、実は彼女を題材にした庭園Jardin de Coletteというものがあるのをご存知ですか?
たまたま昨年旅行先で訪れ、とても素敵な場所だったので女性作家のコレットの解説とともにご紹介します。
そもそもコレットって誰?
Colette, ici en 1908, est toujours restée une vraie Bourguignonne – Collection Centre d’études Colette<br />出典:<a href="https://www.francebleu.fr/infos/culture-loisirs/entrez-dans-sa-maison-natale-et-re-decouvrez-colette-la-bourguignone-1463614307" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.francebleu.fr/infos/culture-loisirs/entrez-dans-sa-maison-natale-et-re-decouvrez-colette-la-bourguignone-1463614307</a>
本名はSidonie-Gabrielle Coletteシドニーガブリエル・コレット。1873年にブルゴーニュ地方に生まれ、1954年にパリで81歳で人生の幕を閉じました。
女性小説家として知られていますが、同時にパントマイムや女優としての活動、さらにはジャーナリストでもあり、多才な一面を持っています。
1900年にクローディーヌシリーズの最初となる『学校のクローディーヌ』を発表、生涯にわたって約50点の作品を出版。
半自叙伝のような作品が多く、豊かな情景描写や言葉選びのセンスなどが高く評価されていますね。
彼女の生まれ故郷にはMusée de Coletteコレット博物館がありますが、冬の間は閉館していますので行かれる方は事前の確認をお忘れなく。
文学と植物園のマリアージュ
そんなフランス人なら誰もが知っている小説家を題材に作られた植物園があります。
その名もLes jardin de Coletteジャルダン・ド・コレット。
有名小説家であるコレットへのオマージュとして作られたこの庭園は、5ヘクタールの広大さを誇ります。
ヌーヴェル・アキテーヌ地方のCorrèse県Brive-la-Gaillardという街の近く、Varetzという場所にあります。アクセスは車が断然便利ですよ。
自然や動物を愛したコレットの世界観を、文学と絡めながら植物園という形で再現したこの庭園。
「ブルゴーニュ」「フランシュ・コンテ」「ブルターニュ」「コレーズ」「プロヴァンス」「パレ・ロワイヤル」の6つに分かれており、コレットの人生を庭園を通してなぞっていくことができます。
またコレットの作品の世界観を彷彿とさせるようなデザインもあちらこちらに点在。
普通の植物園とは一線を画す、ワクワクを引き出す仕掛けがたくさんあり、大人も童心に帰って楽しめるのが魅力です!
子どもも大人も楽しめる遊具やイベント盛りだくさん!
むしろ大人が白熱する!巨大迷路
出典:<a href="https://www.brive-tourisme.com/noesit/!/fiche/les-jardins-de-colette-et-son-labyrinthe-155002077/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.brive-tourisme.com/noesit/!/fiche/les-jardins-de-colette-et-son-labyrinthe-155002077/</a>
5000㎡という巨大な迷路!
子ども向けかと思いきや、むしろ大人が夢中になってしまうタイプの迷路です(笑)
コレットに関するクイズが出題され、手元にある冊子に沿ってなぞ解きをしていく…場所によっては暗証番号を入れないと先に進めないシステムのためみんな真剣にクイズを楽しんでいました。
もちろんクイズ自体は子どもも楽しめる難易度ですが、迷路を行ったり来たりしながらのなぞ解きは子どもも大人も十分に楽しめます。
ちなみに所要時間は1時間!!!本気度が伝わってきますね。
私たちはベビーカーを押しながらやりました(笑)
小さい子から大人までが夢中になる遊具たち
巨大ジェンガや巨大マルバツゲーム、ドミノなどなどみんなが知っているゲームが巨大化して大自然の中に登場!
なんの変哲もないゲームも、巨大化するだけで子どもたちのテンションは倍以上でした。
他の子どもたちがやっていないゲームをやってこよう、と大の大人の私たちがハマったのがコチラ、画像3枚目のLa forêt à grelots。
気に紐が張り巡らされていて、紐の真ん中には鈴。
そう、鈴を鳴らさずに糸の間を潜り抜ける、なんとも忍者的なミッション。
もちろんチリンチリン鳴らしまくりでしたが私はクリアするまで約3回チャレンジしました(笑)
イベントも盛りだくさん
フランスでは大盛り上がりのイースターのチョコ探し。小さい子はチョコレートを、少し大きい子ども向けには宝探しが毎年企画されているようです!
当日は他にも様々なイベントが行われる様子で、「お弁当持参で一日中満喫しましょう」と書かれているほど。
また他にも夜の巨大迷路やハロウィンなどイベントも盛りだくさんです!
子どもがいらっしゃる方は、イースターなどイベント時を狙って訪れるのも楽しいかもしれませんね。
Les jardin de Colette基本情報: 住所:Les Jardins de Colette et son labyrinthe D152 – La Chassagne 19240 Varetz 電話番号:+33(0)5 55 86 75 35 開館日:冬場は閉園しているため要注意! 2019年は4月3日より開園 4月、10月、11月:水曜日から日曜日14時~18時(バカンス時期は毎日10時~18時) 5月、6月、9月:火曜日から日曜日10時~18時(バカンス時期は毎日10時~18時) 7月、8月:毎日10時~19時 最新情報はコチラでご確認ください。 |
いかがでしたか?
広大な敷地内に様々な遊具やイベントが盛りだくさんで、休憩スペースも充実していてのんびり過ごすこともできるコレットの庭園。
お近くにお住まいの方や旅行に行かれる方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。おすすめです!!
参考:https://fr.wikipedia.org/wiki/Colette