フランスマネー事情!2019年は管理職以外の給与が1.8%アップ

みんなが気になるフランスのマネー事情。

以前『フランスの平均年収は?物価は?みんなが知りたいマネー実情を暴露』という記事でもお金に関するお話に触れています。

今回はL’express紙が2019年のフランス給与事情を報道していますのでご紹介します。

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管理職以外の給与が平均1.8%アップ!

情報元は、派遣会社グループとしても知名度の高いRandstadランドスタッド社。

150万人以上の派遣社員の給与明細を対象に行われた調査ですが、フランスには派遣社員と一般社員の給与を同等にするという法律がありますので、数字を見比べる上では大変興味深い調査です。

(業種により派遣社員の需要等も変わってくるので一概には言えないとは思いますが、参考にはなると思います。)

さて、本題です。

2019年は管理職以外の給与が平均して1.8%アップしたとの情報が出され、メディアなどでも取り上げられています。

最低賃金SMICスミックが今年は1.5%のアップだったのに対し0.3%も高い結果に。

ちなみに管理職以外の平均給与は額面で1636€(2018年は1607€だったそう)。

最低賃金の給与額面が1521€なので、平均給与は最低賃金よりも7.6%高いということになりますね。

フランスの管理職外の労働者数は約1980万人

この1980万人という数字、フランスの労働人口の73.2%の割合を占めます。

特に給与上昇があった職業が整備士(1844€、+7.1%)、トラック運転士(1684€、+6.5%)そしてメンテナンス技術者(1902€、+6.0%)。

フランスの統計関連情報に関しては、L’Inseeリンセーというフランス国立統計経済研究所を参考にするのが一番良いのですが、残念ながらまだ2019年のデータは出ていません。

派遣会社の調査による情報ですので、やはり派遣として雇われやすい職業が中心なのでしょうか。

今回の情報の調査方法などが記事には明記されていないため予測でしか語れませんが、やはりこういうお金や統計に関する情報はL’Inseeの情報が一番。

公式サイトを見ると、現状ではまだ2015年の数字を出してきているので最新情報を得るにはもう少し時間がかかりそうですね。

ちなみに管理職の給与は2.4%のアップだそうです。

地域ごとの平均給料は?

出典:https://www.randstad.fr/entreprises/barometres-des-salaires/

こちらは地域ごとの平均給与です。画像でわかりやすく表現されていますね。

Auvergne-Rhône-Alpesが一番高かったり、Ile-de-Franceがそれほど高くないのには驚きました。

もちろん平均ですので職業や資格などで大きく変わることも予想されますが、やはり派遣社員のデータを基にしている調査であることが影響を受けているような気がします。

飽くまで私の個人的感想ですので、より確かな情報が手に入り次第、また記事にしてお伝えしたいと思います。

 

今回、気になる記事の内容をザクっと紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

私自身、まだまだフランスの経済状況や統計情報に興味があるため、面白そうな記事や統計情報が見つかりましたら再度シェアしますね。

参考:https://lexpansion.lexpress.fr/actualite-economique/le-salaire-des-non-cadres-en-hausse-de-1-8-en-2019_2103856.html

https://www.randstad.fr/entreprises/barometres-des-salaires/