楽しく安全に旅行を満喫したい…それは誰もが願うことですよね。
ですが、日本での生活に慣れていると、フランス旅行で思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
今日は、これからフランスに旅行や駐在、移住などで来る予定がある方に向けて、これだけは気を付けてほしいと思うことを4つ取り上げます。
防犯の意識を必ず持つ
犯罪に巻き込まれるのは一部の人間だけ…
確かに、危ないって聞くけど普通に旅行して普通に日本に帰ってきた人もたくさんいるし大丈夫でしょ…
犯罪に巻き込まれるのは「珍しいこと」で「運が悪かったんだ」…
そう自分に言い聞かせながら、自分の身に降りかからなければ「他人事」で終わってしまうケースは旅行に限らず良くあります。
ですが、おせっかいながらこれからフランスにいらっしゃる機会のある方にはぜひ、防犯意識を持って楽しくフランス滞在を過ごしてほしいと切に思います。
特にアジア系の人は現金を持ち歩く、というのがスリ集団などにも有名で狙われやすいので特に注意をしましょう。
対策としては
→スタスタ歩く(旅行者だと思われると狙われやすい)
→鞄から常に目を離さない(レストランなど。大きめの旅行バッグですら盗まれるケースあります)
→公共交通機関ではスリやひったくり注意
私は
ファスナーで閉まる斜め掛けバッグ、ファスナー部分は手で押さえる、中のファスナー付きポケットに財布をしまい、財布は常に体と密着させる
というのを実践しています。リュックを胸のあたりで抱えたり、財布を分ける(万が一盗まれた時のため)という方法を実践している方も多いようです。
近年では、鞄の底をカッターで切って財布を盗むという手口や、タクシーなどではドアを開けられて膝の上にあったバッグを盗むというケースもあるようですので危険ですね!
また、以下のような点にも気を付けておくと良いでしょう。
→危険と言われているエリアには極力近づかない
→夜は出歩かない、出歩く予定がある時はタクシーなどを使う
→やたら親切そうにしてくる人に要注意
サクレ・クール付近のミサンガ押し売りや、道案内してくれると言って最終的にお金を要求する…といったケースもあるので気を付けましょう。
寒暖差に注意
四季は日本とほぼ同じ、と言われることの多いフランス。
確かに、基本的には夏暑く冬寒い気候なのですが、地域によっても結構差があります。
特に皆さんに気を付けてほしいと思うのは、朝晩の気温差。
真夏の熱帯夜が続く時期以外は、朝晩の寒暖差は日本よりも激しいと思っていた方が良い、と思います。
特に人気観光地のパリなどは日中気温が高くても日が落ちるとともにあっという間に寒くなることも多々。
温度差に対応できるよう、上着を持ち歩くなどの対策を取りましょう。
日曜日と月曜日のショッピング、観光に注意
「観光地だし、さすがにお土産屋さんとスーパーくらいやってるでしょ…」そう思いますよね。
確かに、ハイシーズンで観光客がひっきりなしのエリアならばそうなのかもしれません。
ですが意外と「え?こんな有名な観光地なのに日曜日お店やってないの!?」というケースもあります。
また日曜、祝日は公共交通機関の本数も減るので注意が必要です。
短い滞在期間で観光計画を立てる人も多いと思うので、買い物は出来るだけ平日に済ませておくのが無難でしょう。
特に最近では黄色いベスト運動などで土曜日にデモと遭遇するケースもあるので要注意。
時に平日も夜遅くまで、日曜日も営業している小さい商店もありますが、そういったお店もないエリアもあるので必要なものは早めに購入しておくのがおすすめ。
コンビニくらいあるでしょ、な感覚は命取り!です。
また美術館など月曜日もしくは火曜日閉館のところが多数。
観光計画を練る時には、観光協会やホームページなどで事前にチェックしておくことをお忘れなく!!!
ストやデモで閉まるというケースもフランスではよくあるので注意しましょう。
挨拶はしっかりしましょう
店に入る時はBonjourボンジュール、出る時はAu revoirオルヴォワールを徹底して!
フランス語無理!という方は英語でも良いので挨拶は必ずしましょう。
慣れないと恥ずかしいですし、ちょっと勇気がいると感じる人もいるでしょう。
それでも挨拶は最低限のマナー。そのちょっとの勇気を絞り出して、しっかりと挨拶をしましょう。
挨拶に関しては、以下の記事も参考にしてください。
Bonjourが出来ない日本人?フランスで重要視される挨拶とその現状
上記4つを取り上げましたが、意外と在住者でもちゃんと実践するのは難しいと感じる人もいます。
日本での生活が身に沁みついていると、いきなり行動や言動を変化させるのはそう簡単ではありません。
ですがこれらのことに気を付けるだけでも、ちょっとした「あの時こうしておけば」という後悔も減らせる可能性があるのでぜひ実践してみてください。
これを読んでいるあなたが素敵なフランス滞在を満喫できることを祈っています。