フランスに住んでいるのだから、フランス語が話せて当然!
そう思っている方は意外と多いものです。
私自身、フランスで生活を始める前は「生活していくうちにそれなりに身につくだろう」と甘く見ていました。
しかし実際は、現地人の会話の輪に入ったり難なく読み書きが出来るようになるには結構な努力が必要。
それにはモチベーションを維持して学習を続けていくことが大切です。
ではどんな方法でモチベーションを維持するのか?私の体験をもとに3つ、ご紹介します。
フランス語と趣味を結びつける
趣味とまではいかなくても、好きなものとフランス語を結びつけるのが一番手っ取り早いかもしれません。
例えばドラマや映画をフランス語で見たり、音楽を聴いたり、フランス料理やお菓子のレシピをフランス語でチェックしたり…
どうしても「勉強」と意識をしているとやる気をそがれてしまう人も一定するいると思いますので、そんな方にも趣味と外国語を結びつけるのは最適。
好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、やはり好きなことをしながら学ぶとモチベーションもアップ、語学力も楽しく身に着けられますね。
自分の実力を知る機会を作る
フランス語圏の知人や友人と電話で話す、フランス語の記事を読む、フランス語の資格試験を受ける…
どんな方法でもよいのです。自分の実力と対面する機会を作りましょう。
だらだらと学習を続けていてもマンネリ化しモチベーションだって下がってきてしまいますので、自分の実力を知り、そこから次はどのレベルを目指すのか、目標を立て直すとベター。
定期的に実力を確かめることで目標設定も定期的になり、焦りや達成感がやる気を奮い立たせてくれます。
こうなりたい!と思える仏語話者を見つける
留学初年度、オルレアン大学に在学中に出会った日本人の方。
すでにフランス留学も数年経過していて、様々なアドバイスをくれたり、時に一緒に遊んだりお泊りしたり…
仲良くしてもらえたこともとても嬉しかったのですが、その方のフランス語がものすごく上手で。
「この人みたいにフランス語が上手になりたい!」その気持ちが10年経過した今も仏語学習へと駆り立ててくれています。
やはり当時初心者ながらも「この人のフランス語は違う!」と漠然と思っていましたが、フランス生活が長くなった今だからこそわかる、この方の凄さをひしひしと実感しています。
手の届きそうな身近な場所に目標となる人がいるということも重要です。
著名人などを目標にしてもよいのですが、やはり少しリアリティに欠けてしまい、目標というよりも憧れに留まり学習意欲維持にはつながらない可能性も。
頑張ったら手が届きそう、でもなかなか届かない、そんな目標となる仏語話者を見つけるのがおすすめです。
みなさんはどのようなモチベーション維持の方法をとっていますか?
私自身、しばらくフランス語の勉強から遠ざかっていたため、今年は新たに試験を一つ受ける予定を立て、心機一転フランス語力向上を目指したい。
目標の日本人仏語話者の方にはまだ遠く及ばないレベルですが、少しでも彼女のレベルに近づけるよう、今年は特に集中して頑張りたいと思います。