以前、仮許可で8か月待たされたお話でも触れたように、10年の滞在許可証が保留となっていました。
その後、無事に10年カードを取得しましたのでご報告です。
3回のレセピセ更新
私が住むのは人口4万人規模の小さな地方の街。
県庁所在地は車で1時間ほどの所にありますが、人口規模は県内一で郡庁(sous-préfecture)が置かれています。
そのため私の滞在許可申請もこちらの郡庁で行われます。
幸い待ち時間ほぼ皆無で手続きが出来ることと家から近い場所にあるので、レセピセを更新し続けることに全く抵抗はありませんでした。
担当者も私のことを覚えて下さり、「あーもう仮許可証の更新の時期ですか。」と説明する必要もなくノーストレス。
ただ前回書類を提出したのは1年近く前だったので、2回目のレセピセ更新時に「追加で必要な書類があるか」と確認。
すると、「確認してメールで連絡します」とのことだったのでメールアドレスを残しその場を後にしました。
勘の良い方はお気づきかと思いますが、その後メールが届くこともなく3回目のレセピセ更新。
再度そのことを確認すると「あーそうでしたね!今確認してきます」とその場で上司に確認をして下さり、追加書類は必要ないことがわかりました。
手紙が届くとのことだったので、気長に待つことになりました。
呼び出し書類が自宅に届く
婚姻から3年が経過したのが10月末。
そろそろかなと郵便物をチェックするのにも飽きてきた11月半ばに呼び出し書類が届きました。
手紙には「ご希望の滞在許可証が発行できます」との趣旨の文章が。
少し浮足立ちながらも、実際に本物を目にするまでは安心できないのがフランス。
はやる気持ちを抑えて受け取りに必要な書類をチェックしました。
・レセピセ(仮許可証)
・269ユーロの印紙
・呼び出し書類
このたった3つ。
昔は印紙も窓口購入、または近くのたばこ屋さんや税務署での購入でしたが、今ではネットで購入が可能になっています。
本当に便利な世の中になったものです。
こちらの政府サイトで印紙を購入し、メールまたはSMSで受け取りが可能。
私はSMS受け取りにしましたが、メールアドレスにもしっかり送られてきていました。
ちなみにメールにはバーコードがついておりスキャンするだけのようで、SMSの場合は数字の羅列のみでした。
10年カードを無事に取得
無事に書類を揃え、颯爽と郡庁へ。
担当者も安堵したのか「やっとですねー良かったですねー」と一緒に喜んでくれるという展開。
今までの滞在許可証の滞在資格欄はvie privée et familialeヴィ・プリヴェ・エ・ファミリアルつまり配偶者ビザにあたります。
しかし今回の10年カードはcarte de résidentカルト・ドゥ・レシダン、居住者カードという位置づけ。
ちなみにですが配偶者に限らず家族呼び寄せや難民などの10年カードは統一してcarte de résidentと呼ばれているようですね。
これで10年は更新手続きをしなくても良いと思うと気持ちが楽です。
フランスでの行政手続きは地方や担当者などで大きく変わってきます。
また法改正などで条件等も変わる可能性がありますので、これから10年カード申請予定の方や滞在許可証を申請する予定という方は、政府サイトなどをチェックしてみてください。