皆さんが気になる「PACSで滞在許可証は貰えるのか?」問題。
実際にPACSで滞在許可証Vie privée et familialeを取得しフランスで生活している外国人は多々いますね。
ですが取得には当然条件があります。
そこで今回はフランス政府サイトを参考に
- PACSで滞在許可証を申請する3つの条件
- 申請場所
- 必要書類と金額
- 有効期限は?
について2020年の情報を元にご紹介します。
3つの条件
PACSで滞在許可証を申請する際、以下3つの条件に当てはまることを証明する必要があります。
- フランス人とPACSをしていること
- パートナーとの関係が真実であること
- フランス国内で最低でも1年間の共同生活をしていること(例外アリ)
つまり、結婚のように婚姻→滞在許可証申請、という流れではなく、PACS締結から最低でも
1年間のフランス国内での共同生活を証明できなくてはならないという条件が付きます。
政府サイトには「例外アリ」との記載がありますが、詳細は各自担当管轄に問い合わせを、
とのことです。
サイト上では例外の詳細にまでは触れられていませんでした。
長期ビザまたは滞在許可証所持者の場合
学生ビザや労働者ビザ、ビジタービザなどの長期ビザをお持ちの方は、
管轄の県庁(Préfecture)や支庁(Sous-préfecture)での申請となります。
現在所持している許可証の期限日2か月までに申請書類を提出しましょう。
短期ビザ所持者の場合
先述の「例外」に該当するのが短期ビザ所持者。
管轄の県庁に問い合わせをしてみましょう。
申請場所は?
パリにお住まいの方
パリ在住の方はパリ警視庁(Préfecture de police de Paris)が管轄です。
それ以外にお住まいの方
管轄の県庁(Préfecture)や支庁(Sous-préfecture)での申請となります。
お住いのエリアの県庁や支庁を事前に調べておきましょう。
滞在許可証の申請に必要な書類
- 現在の滞在許可証や長期滞在ビザ
- パスポートとそのコピー(個人情報と署名のページ、入国日スタンプのページ)
- 戸籍謄本(法廷翻訳家、又は大使館で翻訳されたものなど)
- 仏人パートナーのIDカードもしくは国籍証明書
- 3か月以内のパックス契約書(またはパックスがもっと前の場合は3か月以内のパックス証明書)
- 共同生活を証明する書類:共同生活がある旨を記載した誓約書と共同生活を証明する全ての書類1年分(賃貸借契約書、電気料金、銀行の明細書など)
- 3か月以内の住居証明
- 証明写真3枚
戸籍に関しては、法廷翻訳家による翻訳を求める場合やアポスティーユを必要とする場合もあります。
こちらは担当者にしっかりと確認をしておきましょう。
金額は?
225€(収入印紙)
2019年1月より、収入印紙はオンラインでの購入のみとなりました。
そのため滞在許可証が発行され、カードを受け取る際には支払い証明書の提出を求められます。
(支払いは申請時ではなく許可証発行時ですよー)
許可証の有効期限と更新
最初の滞在許可証は1年有効のもの。
初年の許可証の有効期限2か月前までに滞在許可証Vie privée et familialeの申請を再度行います。
手続きは最初に行ったものと同じですが、更新すると2年有効の滞在許可証となります。
まとめ
政府サイトでは先述のように書いてありますが、管轄によっては追加書類を求められる可能性もあります。
【フランスでの行政手続きを円滑に済ませる方法4つ】にも書いてありますが、
予想外のことが起こる可能性も念頭に置きつつ、様々な方のブログ等も参考にして
滞在許可証の手続きを進めていってください。
PACS関連記事は他にもありますのでこちらも参考になさってください。
【2020年最新】フランス人とPACSをする方法と必要書類
フランスのPACS制度って何?メリットデメリット
フランス人とPACS!手続き方法は?滞在許可は下りるのか?
参考URL:https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F2209