諸事情あり、一足先にコロナウイルスのワクチン接種をすることが出来ました。
住んでいる地域のワクチンセンターの混雑具合や健康状態、罹患歴などによりすぐ接種できないケースもあるようですが、地方在住の私の場合はスムーズに1回目のワクチンを済ませられました。
今回は予約を取るまでの流れ、当日の様子と副反応についてレポートしていきます。
まずはかかりつけ医でワクチンについて相談
フランスでのワクチン接種は、2021年5月時点で年齢や健康状態など「条件に当てはまった人のみ」が可能です。(予約者がいない、またはキャンセルが出たなどの場合は接種可能)
そのためまずは私はかかりつけ医に相談。
幼いころにボルタレンのアレルギー反応を起こしたこともあるため、それに関してもワクチン接種に影響がないかも聞いてみるつもりでした。
ワクチン接種できるでしょう、とのことだったので必要に応じて医師に診断書を書いてもらい、
いざワクチンを予約します。
専用サイトからネット予約
予約はsanté.fr(最終的にはDoctolibへたどり着く)やDoctolibのサイトから予約が可能です。
Doctolibはかかりつけ医や専門医の予約に使えるサイトで、使い慣れているという方も多いかと思います。
前日までに予約されていない空き枠を探す場合はVite ma doseというサイトも使えますが、実はDoctolibだけでも検索できてしまいます。
予約の仕方はとても簡単。
①自分がどのカテゴリー(50歳以上、基礎疾患あり、など)に当てはまるのかを選択&自分の住んでいるエリアを選択(サイトによって順番が違うことがあります)
②第1回目の希望接種時間を選択
③第2回目の希望接種時間を選択
これだけです。
サイトによってはワクチンの種類を先に選ばせる場合があったり(ファイザー、モデルナなど)若干の違いはあるものの基本的には使い方は同じです。
ワクチン接種の前日にはSNSで「明日○○時に○○(会場名)でワクチン接種ですよー」とスマホに連絡が来るのも、度忘れを防げそうですし便利です。
当日の様子
会場はコンサートホールとしても使用される場所で、裏口側の小さなホールと通路等を使用していました。
全体を通して、列を作るような場所には足元に1メートルの目印シールが貼ってあります。
入口対応
まず入口ではスタッフが一人、ノートパソコンと共に待機しており、そこで名前を告げます。
すると二つに分けられた待機ゾーンに案内され、椅子に座って待つよう指示されます。
待機ゾーンの椅子は1メートル間隔はなかった印象ですが、私は人の少なそうな場所で待機。
接種予約の時間に合わせてゾーンに案内していたのでは?と想像します。
問診
同じ部屋の奥の方には問診コーナーが4ブースあり、私が到着した時には待機ゾーン2にいる人から10人位ずつ問診コーナーに向かう列に行くよう指示されていました。(名前を呼ばれる等ではなく、その場にいる人を順番に列に向かわせるイメージ)
問診では個人的に少し気になることがあったのでスタッフの方に質問したところ、その方も不確かだからということで奥にいた他の医師の方にわざわざ聞きに行って下さいました。とても丁寧かつ親切な対応に感謝しかありません。
私が受けたワクチンセンターでは問診表への記入はありませんでしたが、Twitterの情報を見ていると問診表への記入を求められた人もいらっしゃるようですね。
受付
問診が終わると今度は受付へと向かいます。
スタッフが2名、パソコンと共に待機していて、そこでCarte Vitale、健康保険証と身分証明証の提出を求められます。
身分証明証は生年月日を保険証と照らし合わせるためだそうで、私はとっさに免許証を出したのですが大丈夫でした。
何か聞かれるでもなく、証明書類を提出して待っているだけですぐに終了。証明書類もその場で返却して貰いました。
ワクチン接種
接種ブースは恐らくすべてで12ブース程あったように思いますが、私が行った日はフル稼働ではないようで実際に接種に使われていたのは半分の6ブース程でしょうか。
タイミングによってはブース前にある椅子で待機、となるようですが私が行った時間帯は混雑しておらず、直接ブースに入るよう指示を受けます。
そして肩を出してあっという間に接種完了。
ブース滞在時間は1分程度だったのではないでしょうか。
注射箇所にはガーゼ&サージカルテープのようなものを貼ってもらい、注射器の袋?のようなものに「帰ってよい時間」を書いてもらい待機コーナーへ。
待機
ワクチン接種後は15分間、待機ブースで待つよう指示されます。
こちらもギリギリ1メートルあるかな?という位の間隔で椅子が配置されており、座ってひたすら待ちます。
待っている間にスタッフの方がワクチン接種完了した方の名前を呼びワクチン接種証明書を手渡ししていました。
用紙をもらって帰宅
早めに証明書をもらえる人もいたようですが(紙に書いてある時間までは待機するよう指示されていました)、私の場合は時間になっても証明書の印刷が間に合わなかったようで結局30分ほど待機していました。
待機時間中はまだ副反応等もありませんでした。
こんな副反応ありました!
人によって様々な症状が出たり、出なかったりといわれている副反応。
私の場合は、以下のような感じでした。
・接種1時間半後位から注射した箇所が痛くなり始める→当日は寝返りも辛かった。翌日の夜には軽減し2日後朝にはほぼ通常に戻る
・接種翌日、ちょっと熱っぽいかも?と感じる時あり。寒気や関節痛はなく不快感はあまりなし。
そもそも体調があまり優れない日が続いていて、頭痛やだるさは毎日のようにあったため、それが副反応なのか通常通りなのか判断はつきませんでした。
副反応は2回目の方が出やすい、との噂も耳にするので、次回もレポートしたいと思います。
補足:水分取るとよいらしい?
私は会場で特に何も言われませんでしたが、ワクチン接種前日位から接種後2日間ほどは多めに水分を接種すると副反応軽減に良いらしい…という話を耳にしました。
信憑性はわかりませんが、これから接種の方は試してみるのもよいかもしれません。
まとめ
フランス在住日本人の方も続々とワクチン接種を済ませている方もいるようですね。
逆に、なかなか予約が取れない方もチラホラ目にします。
余ったワクチン分は成人なら誰でも接種できるようにはなりましたが、地方によっては争奪戦の様相を呈していることもあるようです。
夏や秋の日本一時帰国に向けてワクチンを済ませてから帰省したい…という方もいらっしゃることでしょう。
まだ罹患者数も多いフランス、早くコロナウイルスが収まってほしいと願っている人も多いことでしょう。
ワクチンを受けたい人がスムーズに受けられる日が早く来ることを祈るばかりです。