【フランスで出産】怒涛の産後訪問に備えるために家族で話し合っておくべき3つのこと

【フランスで出産】怒涛の産後訪問に備えるために家族で話し合っておくべき3つのこと

妊娠出産に家族トラブルはつきもの。

どんなに仲が良い家族だって、新たなイベントを前にしたら冷静さを欠く傾向にあります。

そこに文化の違いが加わってしまうとさらに想像していなかった出来事が連続する…なんて可能性も。

そのためこれからフランスで出産を予定している人は、ぜひ家族でしっかり話し合っておくことをおすすめします。

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入院中の訪問はアリかナシか

日本でも良く議論される、出産直後の入院中の訪問。

自分はどう思うのか、パートナーやその家族、親戚はどう考えているのかちゃんとすり合わせをしておきましょう。

「普通産後の病院に来ないだろう」と思っていたらそこまで仲良くない親戚が突然訪問してきたり、連日友人が入れ替わり立ちかわりで来た、なんてことが起こる可能性もあります。

我が家は義両親が毎日夕方に30分ほど来ていました。

もちろんこれは話し合って決めたことで私もわかっていたことですが、それでも結構疲れたのを覚えています。

親しい友人も二人ほど訪問してくれましたがこれも想定内。

産後の疲れは想像以上ですし、初めての育児で精神的にも大変なタイミングです。

麻酔ありで割と安産だった私でもぐったりしていましたので、これが自然分娩だったり帝王切開だったり、出産までに時間がかかるというケースだった場合はかなりの負担だと想像が出来ます。

その直後から自分の体の痛みや疲労感と闘いながらの赤ちゃんの世話、そして訪問…となるとどうでしょうか。

自分はむしろストレス発散になって嬉しいという人もいれば、できるだけパートナー以外誰にも会わず目の前のことに集中したいという人もいるでしょう。

自分やパートナーの考えをまず二人でまとめてから、親戚がどういった行動に出そうか、誰までなら訪問OKなのかなど相談するといいかもしれません。

また突撃訪問を回避したい時などはさりげなく産後の病院訪問は避ける旨を話題にしておくなどけん制しておくといいかも。

私の場合は予定外の訪問はなかったのですが、出産お祝い&経過を聞くために入院中&産後も何度も電話をしてくる親戚がいて、結構ストレスでした…

出産リストはどうする?出産祝いのリクエストを聞かれたときは?

フランスでは出産を控えている人が欲しいものをリスト化し、友人や親族がプレゼントするListe de naissanceリスト・ドゥ・ネッサンスというシステムがありますね。

寄稿しているふらんぽんのコチラの記事でも触れていますが、出産に際し必要なものをリストアップしネットなどで公開、出産祝いを贈りたい人がそのリストの中からあげたいものを購入するというシステム。

産前から準備が必要になるので、安定期に入った頃からリストを作るかどうかを話し合っておきましょう。

その時気を付けたいのが、リスト上には産後すぐから使うものだけではなく、少し大きくなってから使えるアイテムも入れておくということ。

出産直後は大変だろうと気を遣ってくれる人もいるため、実際にアイテムを頂けるのは産後少したってから、ということも珍しくありません。

そのうえ、日本同様、無事の出産を待ってからお祝いを購入する人が多いため、産後すぐに必要なものは結局自分たちでさっさと購入してしまうことになることも。

リストを作らない場合、たいていがCagnotteキャニヨットといってお祝い金を頂く方法をとっています。こちらは新米パパママが必要なものを必要な時に購入することができるので近年は人気が高まっているようです。リストを作成する手間も省けます。

またリストがあってもなくても、「お祝いはあなたたちが欲しいものを買うから、何がいいか教えて!」と出産祝いリクエストを直接聞かれることが多々あります。

そんな時にアイテムが被ってしまったり、頂けるタイミングを考えずにリクエストしてしまってほんの少ししか使えなかった…ということがないようパートナーと事前に相談しておきましょう。

退院後の訪問はいつから?頻度は?

お祝い事が大好きな人の多いフランス。

さすがに退院後1か月くらいはゆっくりできるだろうと勝手に思い込んでいた私が甘かった…

個人的経験を振り返ると、退院当日から2週間は毎日アペロやディナーでぐったりでしたよ!!!!

退院したと聞きつけて「いつだったら会いに行っていい?」という連絡が途絶えず、また義実家も近かったこともあり私たちの友人だけでなく義両親や私たちのことをよく知る方々からも続々と連絡が。

多くの方にお祝いをしていただけて本当に本当に嬉しかった半面、連日の訪問もしくは義実家でのお披露目、げっそりでした。

しかもアペロやディナーですので、最低でも2時間くらいは食べたり飲んだり話したり。4~5時間かかることもざら。土日は昼と夜の二部構成。

「産後だから長居しないだろう」なんて決め込んでいた私が悪かったのですが、フランスではまぁよくあることなんだとか。

今思うと、退院後はいつ頃からなら訪問OKか、どれくらいの頻度にするかを決めておくべきでした。

パートナーも義両親も、嬉しさで舞い上がっていたこともあるのでしょう、みんなを待たせるよりも早めにお披露目してしまえばあとは楽だから、という考え。

私も「たくさんの方にお祝いしてもらえて嬉しい」という気持ちも強く、流される形で連日のお披露目パーティーとなったわけですが、どう考えても当時の精神&体力はギリギリ保っている状態でした。

 

フランスで出産経験をお持ちの方は産後どのように過ごされましたか?やはりかなりの頻度でのお祝いが続くのが当然?

個人差も大きそうな今回の話題、ぜひみなさんの経験談等お聞かせいただけたら嬉しいです。