まずはコレだけ意識して!フランス語をちょっとだけ丁寧にする方法

まずはコレだけ意識して!フランス語をちょっとだけ丁寧にする方法

フランス語学習者が気を付けたいフランス語ってたくさんありますよね。

耳にする言葉をそのまま使っていたら、実は汚い言葉だった、若者言葉だった、と言う経験がある方も少なくありません。

またフランス語を話し慣れていない時は意思疎通に必死になってしまい、つい大切な挨拶のフレーズを忘れたり、丁寧さに欠けてしまったり…

最初のうちは仕方ないことだと思います。

ですがこれからフランス語上達を目指す方は是非、ちょっと気を付けるだけで丁寧な印象を与えられる言い回しがありますので、意識してみてください。

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基本フラ語4フレーズ

こちらは丁寧、と言うよりも最低限覚えておきたいフランス語の基本フレーズです。

Bonjour ボンジュール:おはようございます、こんにちは

Merci メルシー:ありがとう

Au revoir オ・ルヴォワール:さようなら

S’il vous(te) plaît シルヴプレ(シルトゥプレ):お願いします(親しい間柄の場合はシルトゥプレ)

これらの表現は子どもも小さいうちからしっかりと教え込まれます。

我が家の1歳半の息子もしっかり使っていますし、忘れると言い直しをすることに。

特にお店に入った時や何かを尋ねる時のBonjourを忘れてしまうケースが多いので要注意。

挨拶に関しては以下の記事でより詳しく触れていますのでそちらをご覧ください。

Bonjourが出来ない日本人?フランスで重要視される挨拶とその現状

気を付けるのはたったこれだけ!基本フレーズに○○をつける

上記の基本表現、実はある言葉を付け加えるだけでちょっとだけ丁寧になるのです!

しかもその表現というのは、ものすごくシンプルで簡単でよく使用されるもの。それは

「Madame、Monsieur、Mesdames、Messieurs」:マダム、ムッシュー、メダム、メッシュー。

マダム、ムッシューはフランス語学習者でなくても皆さん知っていますね。

ムッシューは男性に、そしてマダムは原則として既婚女性に使用される敬称。未婚や若い女性にはマドモアゼルが使われますが、近年ではマドモアゼルを使用する機会は激減しています。

女性への敬称をマダムに統一する動きがあるため、基本的には女性に対してはマダムを使うのが良いでしょう。

メダム、メッシューはそれぞれマダム、ムッシューの複数形です。

 

例えばお店に入る時。ただBonjourと言うのではなく、Bonjour Madame(女性複数Mesdames, 男性単数Monsieur, 男性複数Messieurs)と言ってみる。

人がたくさんいる場合には単にMessieurs dames(メッシュー、ダム:男女とも複数の場合はこの表現がよく使われます)と言う。

因みに念のため申し上げておきますが、大都市のスーパーなどでこれを言うとびっくりされることがあります。「そんな丁寧に言う!?」と。

確かに、大型スーパーの入り口で挨拶を聞いている人なんて誰もいない!なんて時には近くのスタッフにBonjour Monsieur/Madameだけでも十分ですね。

レジでは大抵一人のスタッフに挨拶することになりますので、Bonjour Monsieur/Madameと言っている人は結構います。

特に学生時代は知らなかったこの丁寧な表現、普通に生活する分には使わないんじゃないか?と思っていましたが、実際には知っていると便利です。

レストランやホテルなどでは敬称を付けた方が丁寧ですし、やはり受け取る側も丁寧だと感じるのか対応が柔らかくなることも。

それに、地方都市など小さな町や村ではこれらの敬称を付ける言い方はまだ根付いてる可能性もあります。

私の街でもお店に入る際にMessieurs dames(メッシュー、ダム)と言っている方は一定数いますが、それを友人の住んでいる大都市でやったところ「話し方が丁寧だね」とびっくりされた経験あり。

Bonjourに限らず、Au revoir Madame(Mesdames, Monsieur, Messieurs, Messieurs dames)など使用する挨拶の後ろに敬称を付ける癖をつけると、とっさの時にも自然と丁寧に話すことが出来るようになります。

(S’il vous plaîtは文末に来ることが多いため、敬称を付けることは少ないです。)

仲の良い人の場合は?

MadameやMonsieurはお店などで使用する、あまり仲の良くない人との会話の場合には役立ちますが、では仲の良い人に話すときにはどうしたら良いと思いますか?

答えはズバリ、「相手の名前を入れる」です。

Paulポールさんなら「Bonjour Paul」、Paulineポーリーヌさんなら「Bonjour Pauline」。

仕事で取引のある、でもまだそこまで仲の良くないMr.Duponデュポンさんなら「Bonjour Monsieur Dupon」となります。

慣れないうちは大変ですが、挨拶の際やお礼を言う時など、相手の名前を言う癖をつけられるとベター。

あだ名で呼ぶ間柄ならそのあだ名を挨拶の際に使うのも良いでしょう。

 

たったこれだけなら、フランス語初心者、今始めたばっかり!という方もすぐに出来ますよね。

お店などで対応が雑、という時にもこの一言を加えるだけで態度が軟化することがたまーにあります(残念ながら人によります)。

丁寧に話して損をすることはないかと思いますので、是非これからフランス語での挨拶の際に試してみてくださいね。