マナー, 文化

Bonjourが出来ない日本人?フランスで重要視される挨拶とその現状

会話の基本と言えばやはり挨拶。

日本人は基本的に丁寧だし几帳面だから挨拶はちゃんとできているはず…と思ったら大間違いです。

フランスに来て、うっかり挨拶を忘れて嫌な態度を取られた!と言う日本人、少なくありません。

それにフランス人にとって挨拶は大切なコミュニケーションの一つ。挨拶されなかったら激怒!なんて人もたまにいます。

ではなぜフランスでは挨拶が出来ない日本人がいるのか?じゃあフランス人はみんなちゃんと挨拶しているのか?

今日はそのことについて考えていきます。

お店に入る時・出る時には必ず挨拶を!

日本では店員が先に挨拶するのが常識。そして日本人は特に返答する必要もない。

無言で入店し無言で退店するのが身に付いている日本人。

そんな文化の中で生活していると、フランスに来た時にもつい挨拶を忘れてしまうことってあると思います。

しかしこの行動、フランスではものすごく印象が悪く「あからさまに店員を無視している」と捉えられます。

知らない人とわざわざ挨拶するなんて、何だか照れくさくて非常識な感じがするかもしれませんが、これは文化の違い。

Bonjourの一言が言えないがために「非常識な人だ」という烙印を押されますのでフランスに来た時は要注意。

たまにありますが、店員にちょっと強めにBonjourボンジュールと言われた場合はたいがい言い忘れているか自分の挨拶の声が相手に聞こえていなかったか、です。

そんな時にはもう一度Bonjourを返しましょう。

同様に店を後にするときのAu revoirオ・ルヴォワールも忘れずに。

質問する時に忘れがちなBonjour

日本人が誰かに質問をする時、「すみません」からスタートしますよね。

その感覚でフランス語に訳してしまうとExcusez-moiエクスキュゼ・モワが最初の一文に。

ついそのまま質問文を続けてしまい、結果的にBonjourを言うタイミングを逃しがちです。

こうなるとフランス人、「挨拶されなかった!」とへそを曲げることがあります。これ見よがしに「Bonjour ?」と返答されることも。

そのため何かを尋ねる時にはまずBonjourからスタートさせれば間違いはありません。

うっかりExcusez-moiから会話を始めてしまったとしても、一息置いてBonjourと続け本題に入れば大丈夫です。

基本の挨拶3つは常に意識して

フランス人が特に気にする基本の挨拶3つ。

それは

Bonjourボンジュール

Merciメルシー

S’il vous plaîtシルヴプレ

です。

フランス語を学んだことがなくても一度は耳にしたことのある単語ですね。

Bonjourは先にも触れたように、お店や道を尋ねる時はもちろん、友人知人と会う時だって同様です。

SalutサリュやCoucouククーなどもっと砕けた表現もたくさんありますね。

MerciやS’il vous plaîtは意外と言えない日本人、たくさんいます。日本ではMerciのかわりに会釈や目くばせで済ませていることもありますね。

ありがとうのかわりに「すみません」を多用する文化でもあるので、反射的にPardonパルドンが出てくる、なんて人もいるでしょう。

S’il vous plaîtは「お願いします」の意味ですが、日本語でこのフレーズを使うことってフランスに比べると少ないと思います。

何かを依頼するときに使いますが、家庭で「しょうゆ取って」なシチュエーションでも使います。

特に子どもがいる家庭などは「○○欲しい~」と言い出すと「欲しい時はなんて言うの?」と親に促されている様子を良く見かけます。

(親しい人と話している場合S’il vous plaîtはS’il te plaîtシルトゥプレになります)

とにかく慣れないうちはこの3つの単語を頻繁に使うよう意識することをおすすめします。

実はフランスでも挨拶が問題に

ここまで散々フランスでは挨拶が大事…と話してきましたが、実は挨拶が出来ないフランス人が増えているのが現状です。

お店に入る時のボンジュール、注文する時のシルヴプレ、商品を持ってきてもらった時のメルシー。

これらの「基本的な挨拶」が出来ない人が増え、逆に挨拶している人を物珍し気に見ている人すらいるそうです。

どうやら都市部に行けば行くほど、この傾向がみられるようです。確かにお店の規模も大きいですし、せかせかと生活をしている印象を受けます。

逆に私の住む地方では、挨拶が出来ない人は論外。しかしこの都市部の影響を受けてか、友人との会話でも「挨拶をしない人」の話題が上るためそういった人が増えていると考えていいでしょう。

また挨拶は出来ていてもちゃんと相手の目を見ていないと悪い印象を与えることも。

郷に入っては郷に従え、だからいいんじゃない?と思うでしょうか。

「どうせフランス人は愛想もないから自分もそれでいい」なんて挨拶をしない人に成り下がるのは、相手と同じ土俵にたち自分の価値を下げてしまうのと同様です。

それに丁寧に挨拶する人って結構います。どうしても態度の悪い人ばかりに目が行ってしまうので強く印象に残りますが、ちゃんとした人もたくさんいるのです。

挨拶の基準は都市部や地方、人によって異なってきますが、相手を不快にさせない、自分が気持ちよく生活できるためにも「しておいて損はない」のかな、と思います。

 

みなさんはお店の出入りの際や日常生活で、しっかり挨拶できていますか?

私は毎日気持ちの良い挨拶が出来るよう気を付けています。時には「あなたはいつも感じがいいわね」なんて声をかけてくれる人もいて、最終的に友人になった人も何人かいます。

確かに挨拶を無視されてテンションが下がる時もありますが、その時はその時。そういうものだと割り切って私は私の態度を崩しません。

挨拶から始まるコミュニケーション、意外なところから人間関係が広がるかもしれませんので、みなさんも是非実践してみてください。

参考:https://www.nouvelobs.com/rue89/notre-epoque/20180322.OBS4037/dire-bonjour-serait-il-devenu-une-bizarrerie.html

 

関連記事:

まずはコレだけ意識して!フランス語をちょっとだけ丁寧にする方法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です