2018年10月のお話です。
楽しい楽しい日本滞在も終わり、再びやってくる赤ちゃんと二人での飛行機。
往路のお話は以下の記事でもご紹介しましたね。
11か月の赤ちゃんと二人で一時帰国!準備段階で気を付けたこと
11か月の赤ちゃんと二人で一時帰国!スーツケースの中身公開(往路)
11か月の赤ちゃんと二人で飛行機!厳選した機内持ち込み手荷物たち(往路)
どこでもドアなどでちゃちゃっと戻ってこれたら最高なんですが、そうはいきません。
一度経験していることだし、準備は万全!と思っていたのが裏目に出たのか、まさかの機内でギャン泣き…
今日はその時のお話です。
準備は万全…だったはず
赤子連れで飛行機に乗るのはこれが2回目。
行きの飛行機では息子が物をポイポイしたい時期だということに対する対策が不十分だったため作戦変更。
簡単には投げられないおもちゃをチョイスしました。
背に腹は代えられない!ということで音のなるおもちゃも機内に持ち込み(機内で使用するときは音の出る部分を必死でハンカチで押さえました)。
たのしい乗り物絵本(電車や消防車、パトカーの運転をを疑似体験できる!)、どうぶつ赤ちゃんかくれんぼ(本)、アンパンマン号のミニカー(タグつけっぱなし)にシール本など…
往路とは打って変わって持ち物の半分以上がおもちゃだったことを考えると、どれだけ気合いが入っていたかわかって頂けますでしょうか。
母が出発直前にくれたアンパンマンのミニカー、タグをつけっぱなしだったお陰で息子が捨てようとしても私はタグを押さえてポイポイ回避。
出だしは好調!新しいおもちゃで余裕か!?と思った私が甘かった
搭乗してからはシールに夢中でしばらく余裕!
機内で子どもが手を挟んだりする怪我が頻出しているので気を付けてくださいという注意書きの用紙が大活躍。というのも友人に頂いた布絵本についていた洗濯表示のシールをこれに貼ったりはがしたりが楽しすぎた模様。
トイレでのおむつ替えはアンパンマンのパソコン大好きミニ(義姉チョイス!さすがです)のお陰でスムーズに処理ができたのです。
この出だし、これは今回のフライトは問題なく終えられそう…と思った私が甘かったのです、ええ。
飽きてぐずぐず、眠くてぐずぐず…そしてギャン
離陸1時間でお昼寝に突入し、私はゆっくりとごはんタイム。そして約1時間ほど寝たあとに泣いて起き、そこから超絶ご機嫌ななめ。
お待ちかねたのしい乗り物絵本の登場で、しばらく膝の上で大人しく遊んでくれたのでほっと一息、素晴らしい働きをしてくれました!
その後お昼ご飯を済ませオムツ処理も完璧でいざ寝かせるぞ!と思った頃からが大変でした…
寝ぐずりで抱っこで寝かしつけるものの眠りが浅くバシネットには置けず、着地に失敗したところでご機嫌斜めで覚醒。
電車の本、シールブック、どうぶつ赤ちゃんかくれんぼなどの本でなんとかあやすものの、結局動きたい一心&大声で訴えるのでハイハインでお腹を満たし、軽食も一緒に食べました。
お腹がいっぱいになったところで再び寝ぐずり再開、しかも今回は前回の比じゃないくらいの大音量…
もう気が気じゃなくなり、おっぱいで寝かしつけよう!と授乳するも飲み終えた瞬間からギャン泣きへ突入。
もうどう頑張っても泣き止まず必死にあやしていると、客室乗務員の方が「もしよろしかったらギャレーの方にいらっしゃいませんか?」と声をかけてくださいました。
移動したところで泣き止むとは限りませんでしたが、少しでも音が遮断されるなら、と思い迷わずついていき、必死にあやす。
5分ほどで泣き止み、疲れ果てて眠りについた様子でした。
ギャレーでは私も息子をあやしながら人知れず泣きました。
どうして私には泣き止ませてあげることが出来ないのか、そもそも息子のギャン泣きを回避させてあげる方法がなかったものか…
あの時のことは今でも鮮明に覚えています。
周りの方々に申し訳なさすぎて、でも映画を見ている方や何かをしている方に毎回謝るわけにもいかず、伝わらないとわかりつつも何度も頭を下げ…
策を尽くしてもぐずる息子、そしてその息子を大人しくさせることが出来ない自分の無力さに絶望。
でも機内では息子をチラ見してニコニコしてくださる方や、優しく声をかけてくださる方の存在がどれだけ心強かったか。
直接お会いすることは恐らくもうないけれども、あの時の「すみませんでした」と「ありがとうございました」をこの場を借りて伝えさせていただきます。