コロナウイルス対策の一環として、対応を縮小している自治体も多いフランス。
ただでさえ滞在許可証申請・更新の予約が取りにくいのに!と焦る方、一時帰国中に外出禁止令が出てしまい日本滞在中の方…
手続き関連に関しては不安に感じている方も多いかと思いますので、「滞在許可証の期限を6か月延長する」との発表に関してまとめました。
滞在許可証は有効期限より6か月延長へ
現在、滞在許可証の手続き期間は外出禁止令を受けてストップしています。
そのため、外出禁止令が出て間もなくの3月には「有効期限が3月16日以降の滞在許可証の3か月の延長」という発表がありました。
ところがこのほど、外出禁止令延長を受けて「さらに3か月延長」し合計で6か月の延長となることが決定。
普段でさえ手続きに時間がかかる滞在許可証ですから、この決定にほっとした方も多いのではないでしょうか。
※追記:その後さらに延長するとの発表があり、6月15日までの期限の許可証が対象になりました。
3月16日~6月15日までの期限のものが対象
注意したいのは滞在許可証の有効期限です。
有効期限が延長となる滞在許可証は、3月16日~6月15日までに期限が切れるもの、とされています。
また滞在許可証(外交官や領事は除く)だけではなく、récépicéeレセピセと呼ばれる仮滞在許可証や長期滞在ビザ、一時滞在許可証も対象です。
この有効期限延長に必要な手続きもなしとのこと。
まさかの「許可証の期限が6月15日なんだけど…」という方もいるかもしれませんが、恐らく窓口に並んで即日récépicéeレセピセを発行してもらう流れになるのではないでしょうか。
この辺は管轄や担当者、窓口の込み具合などでも変わってくると予想されます。
対象者の海外渡航は推奨しないとのこと
期限は延長されるものの、今回のコロナウイルスの影響を受けて国境を閉鎖している国も多々あります。
そのため、再びフランスに入国できない可能性も考えて有効期限が3月16日~6月15日までの許可証所持者の海外渡航は推奨しないとのこと。
確かに、滞在許可証が6か月延長になったとして、その期限内にフランスに戻って来れない可能性も捨てきれませんね。
短期滞在ビザ所持者は対象外
短期滞在ビザを所持している方はこの6か月の期限延長の対象外となります。
ですが一部県庁などではオンラインでビザ延長を受け付けているところもあるとのこと。
延長が受け入れられるかどうかには言及されていないものの、延長の申請は可能だそうです。
今後の対応については、再度窓口を開ける際に新たな手続き方法についての発表があるとのことで詳しいことはまだ発表されていません。
フランスで生活する我々外国人にとって滞在許可証手続きはとても骨の折れる作業ですし、実際に手に入るまではやはり不安になってしまうもの。
現状では6月15日までの期限の許可証が対象ですので、その頃には詳しい情報が出ているのでは、と勝手に予測します。
今後の政府の発表を待って、手続きが必要な方は管轄機関の指示に従って申請・更新作業を進めていきましょう。
参考:https://www.service-public.fr/particuliers/actualites/A13950