フランス語学習, 仕事・勉強

国際結婚では互いに同じくらいの外国語能力を身に着けることは不可能なのか?

フランス語がものすごく上手で、私の目標ともなっている某先輩。

その旦那様はある日、こんなことを言っていました。

「妻はフランス語がとても上手い。自分がどんなに頑張って日本語を勉強したとしても、日常ではフランス語に偏ってしまい自分の日本語が妻のフランス語の域に達することは絶対に無理」。

少し悲しそうなその目は、多くのことを物語っているように感じました。

夫婦間での言語レベルの差が発生するのは良くあること

夫婦間で母語が異なる場合、会話はどうしていますか?

妻の母語で話すのか、夫の母語で話すのか、それとも両者とも母語ではない言語を使用するのか…家庭によってさまざまありますよね。

それぞれがお互いの母語学習者の場合(例えば夫がフランス人、妻が日本人で夫は日本語勉強中、妻はフランス語勉強中、など)、自然とどちらかの言語に偏りがち。

そのうえパートナーの自分の母語学習歴が長い、仕事で使用するなど自分は外国語を話す必要がないケースもありますよね。

そんな場合にはパートナーの言語力に頼ってしまい、日常会話は全て自分の母語となり、例え外国で生活していたとしても自分の語学能力が伸びないことも。

その逆もあり得ますし、カップルによっては夫婦の母語ではない、3つめの言語を使っているという家庭も少なくないでしょう。

お互いが、相手の母語の能力が初心者レベルの場合、第三の言語のレベルを二人で上げていくことが優先事項になることが多く、互いの母語の学習はその後少しずつ行われることも。

またどこの国で暮らしているか、というのも言語レベルの差を生むきっかけにもなります。

このように、夫婦間での言語レベルに差が出ることは珍しくないように思います。

環境に左右されることも多々

在仏日本人の中には、フランス語が話せない状態で渡仏したという方も大勢いらっしゃいますね。

そんな方々の中には、最初は日本語や英語で会話をしていたけれども、現地で生活していく上で少しずつフランス語を覚え、現在では生活に支障のないレベルに達している人もたくさんいます。

このように、実際に外国語を使う環境に身を置いた人がその外国語を身に着けていくというケースは多いでしょう。

ところが、自分の外国語能力の向上とともに、日本語が流暢だったパートナーがいつしか日本語を使う機会を失い、日本語レベルを落としていくという現象に陥ることもあります。

当然、日本で暮らしている場合も同様のことが起こり得ます。

最初は自分が外国語を使ってコミュニケーションをとっていたのに、パートナーが日本に馴染むにつれ会話力もぐんぐん伸ばし、パートナーの日本語力の方が自分の外国語力を上回る…

「外国語のシャワー」を浴びやすい、「外国語を実践的に使用できる」環境にいる方が外国語能力を伸ばしやすいと言えるでしょう。

ですが、例え外国語を伸ばしにくい環境に置かれていたとしても、せっかく一度は身につけた外国語能力、出来れば維持したいし可能ならばもっと上達したいですよね。

使用頻度を増やしたり強い意志を持って言語学習を続けていけば上達できる可能性大!

では、どうすれば自分の外国語能力を伸ばし、維持し続けられるのでしょうか。

外国に住んでいる場合は使用場面があるため有利、と思われるかもしれませんが、やはりパートナーが流暢な日本語を話す場合は日本語に偏ってしまいがち。

つい楽な方を選んでしまいがちですが、やはり外国語を上達させたい!と考えている人は強い意志を持って言語学習を続けていかなければ上達は難しい(天才を除く)と思います。

「ここは外国語でコミュニケーションをとる!」と使用頻度を増やしたり、学習を続けていくことが大切。

それに、外国語環境にいると会話力はそれなりに自然と伸びていくのかもしれませんが、読み書きや討論などで使える外国語を身につけるには本人の努力が不可欠です。

ですが、日常生活に追われていると、学習する時間を確保できずに放置しがち。

最初は「好きな音楽を外国語で聴く」「海外ドラマを外国語で観る」など自分の好きなことと連携させて、少しずつ、毎日続けられる方法で外国語能力衰退を食い止めていくことからスタートさせてみると良いかも知れません。

自分で時間を確保しにくい、自己学習が続かないという人は外国語の授業を受けて上達を目指すことも視野にいれると良いでしょう。

 

みなさんの家庭では、夫婦間の外国語レベル、差はありますか?自分の母語、パートナーの母語、第三言語のどれかに偏っていますか?

冒頭でお話しした先輩の旦那様は恐らく日本語上達を諦めてしまったのだと思いますが、同じように感じている方も、外国語をもっと上達させる可能性を秘めているかもしれません。

悲しい目で諦めてしまうより、小さな一歩を積み重ねて少しずつ上達を目指してみませんか?

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