ライフ, 妊娠・出産

フランスで妊娠!出産までの一般的な流れとは?

初めての妊娠出産。

ただでさえわからないことだらけなのに、それを異国の地で…となると不安もひときわです。

以下、フランスでの妊娠発覚から出産までの流れをまとめました。

参考程度にご覧ください。

妊娠発覚から確定まで

多くの人が使うであろう妊娠検査薬。

フランス語ではTeste de grossesseテスト・ドゥ・グロセスと言います。

薬局だけではなく、スーパーでも手に入ります。

使い方は日本のものと一緒ですし、もしわからない場合は薬局などで購入しスタッフに質問するのがいいかもしれませんね。

陽性反応が出たらGénéralisteジェネラリスト(一般医)もしくはかかりつけの婦人科医Gynécologueジネコログに行き血液検査の処方箋を書いてもらいましょう。

予約して診察して…なんて待ってられるか!!!という方は直接Laboratoireラボラトワール(以下ラボ、採血などを行う専門機関)に行き自腹で血液検査を行うことも可能です。

朝イチで行けば結果は夕方にはもらえます。

最初の診察はなんと妊娠12週!

妊娠確定がわかり、右も左もわからない私たちはまず病院に電話。

小さい街なので出産できる病院は1つのみです。逆に迷う必要がなかったので良かった。

頂いた回答は以下の通り。

「最初の診察は妊娠12週になります、それまでは何もやることがないから」

噂には聞いていましたが、本当にそんなに長いとは。

ちゃんと育っているのか、異常はないのか…

日本だと子宮外妊娠だとか、心拍確認だとかあると思うのですが、こちらは12週まで待つのが普通。

もちろん、異常を感じるだとか何かトラブルがあった時には遠慮なく診察してもらいましょう。

かかりつけの婦人科医がいる場合は見てもらえるケースも多いようですね。

早めにエコーをしてほしいという方も、エコー設備のある婦人科医に事情を説明して予約を取るのも良いでしょう。

 

初エコーでは赤ちゃんのサイズから出産予定日が決まり、ここで「Vous attendez un enfant(妊娠申告書にあたるもの)」の紙を貰います。

3枚つづりになっているので、CAF(Caisse d’allocations familiales家族手当基金)とSécu(Sécurité sociale社会保障)にそれぞれ14週までに提出しなければなりません。

つわりが酷い時はどうする?

最初の診察が12週…となるとつわりが始まっている人もいますよね。

多くの場合、ジェネラリストもしくはかかりつけの婦人科医にかかり吐き気止めを処方してもらうのが一般的なようです。

診察の際にあまりに衰弱している、異常がみられる場合には病院へかかるよう指導を受ける場合も。

時々テキトウな先生に当たる場合もありますので、どうしてもおかしい!と思った場合はしっかりとこちらからその旨を伝え、病院にかかったり追加の検査をしてもらうなど対応を促しましょう。

受け身になりがちですが、何かあってからでは遅いので気になったら自分から聞く、行動することをおすすめします。

トキソプラズマ陰性の場合、血液検査は毎月

最初の血液検査

初回診察の際、採血用の処方箋も渡されます。

この時、血液型を記載したCarte de groupe sanguin(血液型カード)が発行されますので自分の顔写真を貼りましょう。

また不規則抗体や風疹、トキソプラズマ、B/C型肝炎、HIVそして梅毒の検査も行います。

ここでトキソプラズマが陰性の場合は毎月血液検査。同時に尿検査も毎月行い尿たんぱくを調べます。

(ちなみに妊娠判定の血液検査の際にトキソプラズマに関しても処方箋に記載してくれることがあるため、初回診察の前から陽性か陰性か判明することも少なくないようです)

また風疹陰性の場合は16~19週の間に再度抗体をチェック。

肝炎は妊娠25~28週の間に再び検査をします。

出生前診断

妊娠15週ころまでにダウン症検査も行われます。

診断を行うかどうかは以下の3つの基準が元になります。

・エコーで首の後ろに浮腫がないか

・血液検査によるマーカーテストの結果

・妊婦の年齢

低リスクと判断された場合には特に何もしなくてもよいのですが、近年は妊婦の血液検査で胎児の染色体数を調べる検査も可能なようです。

気になる方はかかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。

 

逆に医師がハイリスクであると判断した場合、羊水検査などが行われます。

妊娠糖尿病検査

こちらもリスクありと判断された時のみ行われるとのこと。

(肥満、糖尿病の家族がいる、妊娠糖尿病にかかったことがある、年齢が35歳以上である、など)

絶食状態でラボに行き、到着と同時に一度目の採血、75グラムのグルコースを摂取し1時間後、2時間後にそれぞれ採血を行うというものです。

B群溶連菌検査

37週以降に行われる検査で、膣内の細菌を採取し調べます。

陽性だった場合は出産の際に抗生物質が処方されます。

妊娠中は基本的にエコー3回

日本のみなさんもびっくり!のエコー3回(異常がない場合)。

時期は12週、22週、32週です。

・1回目のエコー

胎児の大きさから出産予定日を算出します。また首の後ろの浮腫などがないか、体の各部位の大きさは正常かをチェック。

運が良ければ性別もわかる可能性があるとのことですが、この時期にわかるのはむしろ珍しいそう。

・2回目のエコー

待ちに待った性別判定!

胎児の成長は順調か、ちゃんと動いているのか、手足から背骨、頭など体の隅々まで成長具合をチェックしていきます。

3回のエコーの中で最も時間がかかるのがこの2回目で、1時間ほどは見ておいた方がよいとのこと。

・3回目のエコー

胎児の成長はもちろん、出産に向けて頭が下に来ているのか、胎盤の位置は正常かといった部分をチェックしていきます。

 

医師と助産師のもとで診察

基本的には毎月、産科医または助産師による診察があります。

私の場合は産科医と助産師の診察が交互に行われる形でした。

産科医は出産予定の病院勤務で予約が取りにくかったため、何か気になること等は開業していた助産師に指導を受けるスタイルで。

体重や子宮底長、腹囲測定のほか血圧、むくみの有無をチェックし内診という流れです。

助産師さんは毎回胎児の心音を聞かせてくれたため、エコーを待ちきれなかった私たちにとってはとても嬉しい配慮でした。

出産準備コース

妊娠中期後半に突入すると、助産師さんの元で出産準備コースを受けることに。

リラクゼーション、病院に向かうタイミングや入院時の持ち物、出産の流れから退院後のお世話の仕方までを説明してくれます。

グループで行われることが多い出産準備コースですが、私の場合は開業している助産師さんに依頼したためほぼ毎回マンツーマンでした。

他の出産予定の方との交流を持つ機会がなかったのは残念でしたが、細かな質問なども出来たので私は満足しています。

麻酔科医と面談&病院見学

出産予定日1か月前、麻酔科医との面談を行います。

アレルギーや病歴などをチェックされたのち、無痛分娩の流れについて説明が行われます。

無痛分娩を希望していない方でも、出産前の麻酔科医との面談は義務です。

 

まとめ

フランスでの妊娠から出産までの流れを長々とみてきました。

飽くまで一般的な流れですのでイレギュラー対応もあるでしょうし、フランスですから常に(良かれ悪かれ)サプライズがあることを忘れてはいけません。

そしてこれからフランスで出産を経験するかもしれないという方々へ一言。

ちょっとおかしいな、と思ったら遠慮なく検査や診察を受ける、気になることは積極的に聞く、頼れるものは頼る、を心がけて妊娠と出産を乗り切ってください。

参考:https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F963

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です