フランス義務教育は3歳から!我が子の初登園レポ

フランス義務教育は3歳から!我が子の初登園レポ

皆さんご存知の通り、フランスの新年度は9月がスタート。
我が家も息子が間もなく3歳になることもあり、幼稚園に登園する運びとなりました。
そこで今日は息子が入園するまでに行った手続きや準備、言語レベルと実際に通ってみた時の反応をまとめます。

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入園前の日仏の言語比率は仏語8割

夫と私との会話は半分が日本語ですが、実際には義両親や親戚をはじめ街中ですれ違う人とも当然のことながらフランス語で会話をしています。
私は基本的には息子には日本語で話しかけますが、周りに仏人がいる場合には仏語にしているため、圧倒的に仏語で話す機会が多い。
そのため独り言だったりおままごと中の会話も8割がフランス語。
仏語が圧倒的に優位になったため間違えて日本語の単語を仏語の文章に入れてしまう…というようなこともほぼなくなり
学校生活をしていく上では特に問題ないだろうという予想でした。
そのうえ良くしゃべる子なので言葉に関しては特に心配はしていませんでした。

フランス幼稚園に入る条件とは?

フランスの幼稚園に入る条件、それは「オムツが外れている」こと。
ですが実際のところ3歳未満の子もいますし、オムツが外れるタイミングも人それぞれですよね。
学校にもよりますが、完全にオムツが外れていなくても大丈夫、最初はオムツでもOKなど多少寛容なところもあるようです。

またもう一つの条件、それは「必須予防接種を受けさせているか」ということ。
保育園などもそうですが、集団生活をさせる上で必須ワクチンを受けさせることが必要となります。
接種状況を確認するため入園や入学手続きの際に母子手帳のワクチンのページのコピーを求められることがありますので覚えておくと良いかもしれません。

幼稚園を決めた基準

我が家の場合、家から一番近いのが私立の幼稚園・小学校。
そのうえ義母、夫ともにこの学校の出身ということもあり、自然な流れでこの幼稚園に通わせる運びとなりました。
校長先生も夫のことを覚えていてくれたらしく、幼稚園見学の際には思い出話に花を咲かせていました。
何より校長先生、子どもが大好きなことがしっかり伝わってきますし、私としても安心して預けられるなという印象を受けました。
また、フランスは私立でも日本ほどのお金がかからないのも気軽に私立を選べる理由です。
もちろんフランスの公立よりは高いですが、幼稚園によっては恐らく日本の公立とあまり変わらないのではないでしょうか…
(今度ちゃんと調べてみます。)

幼稚園に通うのは物凄く楽しみ!

我が家ではPomme d’apiという子ども向け雑誌を1歳半くらいから定期購読しています。
8月あたりから入園のお話などがたびたび登場するようになり、その影響で2歳半頃には「幼稚園に行きたい!」と言うように。
幼稚園がどのようなものか全容はわからないものの、お話の中では泣いちゃう子、楽しみにしてる子などさまざま。
また、フランスの子ども向け音楽で学校に行く曲があるのですが、それも大好き。こちらです↓

また、元々他の子と遊びたい欲が強い子なので、幼稚園→他の子たちといっぱい遊べる!という思考で楽しみにしていたようです。

登録から入園までの手続き&流れ

園によって手続きや入園までの流れは大きく異なると思います。
現に、仲良くさせていただいているTwitter上のママ友さんたちとお話した時にも
持ち物の指示があったりなかったり、手続き時期もそれぞれ違う印象です。

3月半ば、コロナウイルスでのロックダウンが始まった週に予定されていた学校見学。
当然ながらこちらは中止となり、暫く手続きに関しては保留という形になっていました。
ロックダウンが解除になった6月、各自学校に電話をして予約をし、各家庭ごとに学校見学を実施してくださいました。
一度に出来たら学校側の負担も少なかったと思うのですが、学校見学の場を設けて下さったことには本当に感謝です。
その際、提出書類をもらい、学校へ郵送して手続きが完了となります。

完了したら今度はまた別の手続き書類が郵送で送られてきました。
なんか最初の書類と似てるなーと思う箇所もありましたが、フランスでは良くあることなのでそのまま記入。
学校でお昼を食べるのか、預けるのは午前のみか1日中かなど子のスケジュールに関して記入する欄もありましたし、入園時の持ち物、一日の流れ等の情報も記載されていました。
このとき、学校への支払いも小切手で同封しました。

提出後は特に音沙汰もなく、登園初日を迎えます。

学校への持ち物

初日の持ち物リストはこちら。

  • 証明写真2枚・裏面に子の氏名明記(学校用の写真は笑っても良い)
  • 登園鞄(大きいサイズのノートが入るもの)
  • コップ(氏名明記)
  • 箱ティッシュ3箱
  • ペンケース(名前明記)
  • ペン先が中太のペン
  • 着替え(子の氏名を明記した透明な袋に入れる)


前日まで持ち物の連絡がなかったという方、特に持ち物の連絡を受けなかったという方もいましたので
幼稚園によって差がありそうですね。

1週間幼稚園へ通ってみた感想・息子の反応

通ってみて、親として記憶に残っていることを記録します。

登園準備

早め早めに…と思ってもギリギリになること多々。
学校は楽しみだけれど時間に合わせて出る、急かされるのはやはり嫌な様子。
わざとゆっくりご飯を食べてみたり、出る直前におもちゃを引っ張り出してきたりとこちらの様子を伺っているようでした。
幼稚園は好きだけれど、自分のタイミングで好きなことが出来ないのが不満な様子で、朝のイヤイヤが増える。

登園

着いたらまず手洗い。
素直に手洗いし、その後自分で教室に消えていくw親の存在はなかったかのようになるw
教室についたら自分の顔写真&名前の書いてあるプレートをホワイトボードに貼るのだが、率先して出来る。

迎え

泣く。嫌がる。
もっと幼稚園にいたい、なんなら学童にもいたい。
月曜と金曜は家で昼ご飯を食べる予定にしましたが、昼も幼稚園で食べたいとのことで幼稚園に連絡する予定。

疲れている。幼稚園で昼寝が出来ない様子で、グズグズが多い。
夜の就寝時間が早くなる。

息子の反応

幼稚園はとても楽しいらしく、帰るのを嫌がる。
でもやはりまだ慣れないようで、周りの様子を伺っていたり、家では疲労の色が見える。
かといって朝急かされるくらいなら行かなくてもいいかなーとは思っているよう。
最初は幼稚園での出来事をあまり語りたがらなかったが、週の終わりころには自分から少しだけ話すようになった。

さて今後、どのように適応していくのか…

スタートダッシュは上々、といったところでしょうか。
同級生も楽しく通っている子、不安そうな子、ギャン泣きしている子など反応はさまざま。
我が子も楽しそうにはしているものの、やはり慣れない環境のためか疲れていたり、急に我儘になったりと感情の起伏が激しくなっています。
少しずつ、自分たちのペースで成長していってくれたら嬉しいな、と思います。

同年代のお子さんをお持ちの方々、幼稚園入園はどうでしたか?
今後定期的に幼稚園関連や息子の反応なども更新していきますので気長にお付き合いください。