【フランスで妊娠】つわり体験談とフランスでの一般的な対処法

【フランスで妊娠】つわり体験談とフランスでの一般的な対処法

ところ変われば対処も変わる。

当然のことですが、自分自身の身に起こるとなるとやはり気になったり不安になったり。

精神的にも肉体的にも日々変化をしていく妊娠期間中となればなおさらです。

今日は私のつわり体験とその対策についてまとめました。

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つわりの始まりは妊娠発覚前

なんとなく、大好きなコーヒーが受け付けない…

当初はいつもの月経前症候群だろうと特に気にも留めていませんでした。

胸のハリや胃のむかつきも続々と現れ、あれよあれよという間に吐き気とめまいに襲われる日々。

吐き気を感じ始めた翌日にはもう極力動きたくない、ちょっと動くと吐くという状態に。

検査薬を使用し妊娠が発覚、ジェネラリストで処方箋を書いてもらい血液検査ののち正式に妊娠確定となりました。

最初のエコー(12週)を待って周囲に話すつもりでしたが、あまりに症状が酷かったため上司には報告。

その後2週間ほどは何とか仕事に行っていたもののトイレとの往復、顔色悪くて周囲が心配する等目に見えて悪化したので医師に診断書を書いてもらい3週間の休職に。

吐きづわり、臭いづわり、よだれづわりとフランス的対策

吐き気がする、吐くと言う症状の吐きづわり。

臭いに敏感になり、そのせいで気持ち悪くなる、吐くというのが臭いづわり。

よだれの分泌が過剰になり、吐き気や気持ち悪さをもよおすのがよだれづわり。

私はこの三種類に該当しました。

こちらでは特に○○づわり、という区別は一般的ではないようで、つわり=気持ち悪い、胃腸の不調という認識のようです。

臭いに敏感になる、よだれが増える、などは「妊娠中によくある症状の一つ」であるものの、それをつわり、とはカテゴライズする人は身近にはいませんでした。

そんなつわりですが、フランスではどのように対策をしているのでしょうか。

食べ物でつわり対策

マタニティアイテムのネットショップ名に「Envie de Fraiseアンヴィ・ドゥ・フレーズ:いちごが食べたい」というのがあるように、妊娠するとイチゴが食べたくなる、というのがフランスの俗説のようです。

まずはどんな食べ物がつわり対策に良いと言われているのかを見ていきましょう。

・しょうが

これは日本とも一緒ですね。

生姜湯にしたり、ショウガクッキー、ジンジャエールなどもおすすめ。

私は炭酸が苦手なので、普通のお水で作った自家製ジンジャエールに一時期はまった記憶があります(1週間くらいで飲めなくなりました)。

・ペパーミント

こちらもハーブティーとして摂取するのがおすすめとのこと。

私はあまり好きではないので試していません。

・柑橘系

フルーツの中でも柑橘系が良いという話は日本でも聞きますよね。

このほかに程よい酸味のパイナップルも良いらしい、と噂で耳にしました。確かに少量なら食べられました。

・リモネード

やはり柑橘系のなかでも特にレモンは胃がスッキリしてつわりに良い!と感じた友人も多かったです。

食べ物以外でつわり対策

こちらもやはり日本と共通する点は多々ありました。

・空腹状態を作らない

朝起きたらすぐ何かつまめるものを枕元に…食事の回数を増やす…などは良く聞く話ですね。

ちなみに私は全く効果なしでした。

・水をたくさん飲む

空腹状態を作らないためのつわり対策ですが、吐く人にとっては脱水状態にならないための対策でもありますね。

・炭水化物を取る

これは日本ではどうなんでしょうか…

甘いものや脂っこいものを食べるよりは炭水化物を取った方が良い、といった論調だったので消去法なのでしょうか…。

・つわり対策ブレスレット

ツボを刺激して吐き気を抑えようというもの。

元々は船酔いや車酔い対策アイテムらしいです。

結局色々試しましたが、その日の体調によって食べられるもの吐いてしまうものがコロコロ変わり「コレなら大丈夫」というものはありませんでした。

参考にならずすみません。

最終手段は薬

辛いつわりには吐き気止め。

Vogalene Lyoc、Métoclopramide、Donormylの3種類を処方されました。

一番私にあっていたのは最後のDonormylでした。吐き気自体が少し楽になった程度ですが。

(本来は睡眠薬なのですが、つわりにも使用される)

こればかりは医師の判断で処方されるものですし、合う合わない等もあるかと思います。

辛い時や体力的に厳しいなと感じたら専門家に相談してみましょう。

また、フランスでは定番のつわり用サプリメントも試しました。

Maternovと呼ばれるもので、しょうがエキス配合。薬局で購入可能です。

カプセルが大きくて個人的には飲みにくく、効果も感じられませんでしたので気休め程度の存在でした。

ピーク時は吐きすぎて吐血し救急外来にもお世話になりましたが、胃のお薬を追加されて吐き気止めを飲み続けるように、とのことでした。

結局妊娠後期まで引きずったつわり

安定期に入れば…

あともう少ししたら…

今か今かとつわりが終わる日を待ちわびていました。

この時の一瞬一瞬の長いこと長いこと。

確か7か月位までは毎日吐き続け、やっと少しずつ食べられるようになったころにお腹が大きくなり胃もたれや胃痛に悩まされる、という流れでした。

基本的には気持ち悪い、というのが妊娠期間中ずっと続いていたため、あまり良い思い出はありませんが、それでも出産し1年以上が経った今、冷静に振り返れる自分に少し驚いています。

あれだけつらいつらい毎日だったのに、記憶とは薄れていくものなんだな…

今つらいつわりに悩まされている方へ一言

つわり真っ最中の方がこのブログにたどり着いたということは、つわりが少しでも軽減する方法やつわり体験談を探していたから、というケースが多いかと思います。

私も当時は検索魔になり、色んな人のつわりがいつまで続いて、どんな食材が食べやすくて、どんな方法だと軽減できるか…探す日々でした。

相当な数のブログや記事を読み漁りましたが、私の症状にぴったり当てはまるもの、つわりに良かったもの、ほとんどありませんでした。

これならつわり対策にいいかも!と感じたものでも3日もすればまた元通りのつらい日々…

時間つぶしや希望を持つための検索なら良いのかもしれませんが、私は徐々にネガティブな思考に引っ張られがちになりました。

そのため、何か気を紛らわせるものを見つけるのも一つの手かもしれません。

少しつわり対策から離れて、何か自分の好きなことや気に入ったことに時間を割いてみるのもおすすめですよ。