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【フランスで働く】地方での現地バイト遍歴と気を付けたこと

フランスで働く…

その響きに輝かしいものをイメージする人も多い中で、苦戦し働くことさえ諦める地方在住者も多数いることをご存知ですか。

都心部では英語や日本語を使う仕事もあり求人も豊富ですが、地方では地元民でさえ仕事を見つけるのに苦戦する状況です。

もちろんすんなり就職を決めて活躍する日本人も多数いますが、その方々を羨望の眼差しで見つめる日本人も多々。

今日はこのハードルを越え働くために私がした行動と、その仕事内容、気を付けたことについてご紹介します。

バイトが決まったきっかけは?

ズバリ、コネです。

「なんだよー」と思った方も多いかもしれませんね。

でもあなどれません、コネ。

当時はパートナーも仕事を探していて、知り合いだった市長と副市長に面談を取り付けました。

もともとは義両親が某アソシエーションの秘書をやっていて、その関係で市長・副市長とたまに連絡を取る機会があったため仕事を探していることを話してみよう、となったのです。

実はこの「仕事を探していて議員に面談を取り付ける」方法、地方ではよく行われます。

もちろんある程度就職活動を行って結果が出なかったから市長や議員に相談に行く、という流れなのですが、手紙を書いて面談を取り付けたり、曜日が決まっていてその日に直接市役所に向かう場合など市によってやり方は若干異なるようです。

市長や議員の親族、親しい友人の子息などはコネを利用してすんなり就職を決めることが多々あるため、当時は「知り合い程度」だとなかなか仕事は来ないのでは…と思っていました。

ところが、決してものすごく親しいわけではないのに、その面談のやり取りで好印象を残せたのが功を奏しました。

自分のアピールポイントや得意なこと、興味関心など考えてから面談に向かったのもプラスに働いたようです。

どんな仕事をしてきたか

現代美術展示室の受付兼監視員

一番最初の市役所でのお仕事です。

期間は一回の臨時展示につき一か月半~2か月。

私が文化系に興味があると言ったその一言がこの仕事に繋がりました。

履歴書を提出した翌日に電話連絡があり、2日後には働き始めるというスピード感。

きっと人員が足らずに探していたところにタイミングよく私の履歴書が目に留まったというところでしょうか。

いきなり一人で焦っていましたが、今思うと暇な時間は本読んだりPCいじったり好きなことしてOKというすごく魅力的な仕事でした。

国勢調査員

2か月間の短期。

いまこの仕事をやりなさい、と言われたらちょっと尻込みしてしまうかも。

担当エリアの該当するお宅一軒一軒アポなしでチャイムをならし国勢調査用紙に記入してもらうもの。

訪問販売と勘違いされ居留守を使われたり、政府や市政に不満のある人の愚痴聞き係をやったり…

時にはものすごく感じの悪い人にあたることもありましたし、知らない人の家に上がることもあったので、何もなくて良かったというのが本音です。

このご時世なにがあるかわかりませんからね…

よく3年連続でやったなーと思います。

秘書

人員が足りなかったらとりあえずこの人に連絡しとけ!なポジションについた私。

1週間だけ秘書として働きました。

病欠の穴埋め&もう一人の秘書はバカンス中ということで、誰も秘書の仕事をわかっている人がおらず、やることほぼなし。

電話対応と来客対応を任されましたが基本暇でした。

見本市の市役所ブース

年に1回の見本市の市役所ブースでのお仕事期間は1週間。

市報などの市に関する書類を配ったり質問に答えたりブースの説明をしたり…

基本的には楽しい仕事なんですが、政治的な話をしてくる人も一定数いて神経を使いました。

市の運営方針について批判されたり、新たな工事の予定や街中にあるオブジェの作者やゴミ収集の日まで話題は多岐に渡ります。

他のスタッフは市役所で受付している人なので詳しいのですが、私はわからないことも多くてその点は大変でした。

コチラの仕事は2年連続で担当しました。

クリスマスマーケットのスケート場券売係

約1か月間クリスマスマーケットに設置されるスケートリンクでのお仕事。

基本的にはチケット販売なのですが、スケートリンク(人工)を整えたり貸靴対応もしたり。

どちらかというと楽しい雰囲気で働けるので好きでしたが、天気の良い土日はものすごく忙しかったのを覚えています。

定年退職者向け食事会

毎年年明けに市が企画するもの。

テーブルセッティングからサービスまで私のような臨時職員が担当します(料理はもちろんプロ)。

食事会前日のテーブルセッティング、当日はクローク(コート預かり)を担当しました。

食事会の日程が二日に分かれていたので、合計で4日間の労働です。

食事会中は寒いクロークでひたすら時間を潰すというものでしたが、前後の慌ただしさはまだしっかりと記憶に残っています。

何せ年配の方々ばかりでお酒も飲んでくるため、「番号札なくさないでね!」と言ってもなくす、自分のコートなのに「これじゃない」と言ってくる、などなどネタには尽きません。

選挙者リストを封筒に入れる

3日間の超短期バイト。予定よりも早く終わったので実質2日でした。

選挙の時期になると選挙者リストを封筒に入れ住所のシールを貼る、という単純作業のお仕事が舞い込みました。

この仕事、肩は凝るし腰は痛くなるし手は切れるしで体にはこたえましたが、作った封筒の枚数で給料が決まるのでかなり良い収入に!

他のフランス人たちを圧倒する早さで封筒を仕上げ一目置かれる存在になりました。

またあったら絶対やりたいです、この仕事。

レセプション

美術展示の特別公開やイベント時など、ワインやちょっとしたおつまみでおもてなしをするレセプションのお仕事もたまに舞い込みました。

3時間などの超短期が基本です。5、6回くらいはやったでしょうか。

テーブルを準備し、プラスチック製の使い捨てワイングラスを並べ、おつまみをならべ、レセプションが始まったら飲み物をつぎ食べ物を勧める…

特に難しいことはなく、参加者と談笑しながら働けます。

市役所受付

かなり鍛えられました。

1週間の時もあれば1か月間働いたことも。

市民を的確な部署に案内する、電話対応、パスポートやIDカード申請に関する案内など色々なことを経験させてもらいました。

時には半日一人で対応しなければならないこともあり、ものすごいプレッシャーでしたが今となっては自信をつける良い機会だったと思います。

市役所に関係のない機関に関する質問なども多々あり、知識を増やすことが出来たのも良かったです。

大衆音楽博物館Mupop

わが街が誇る大衆音楽博物館Mupopミュポップ。

期間限定だったネットショップのアイテム梱包・発送と受付(合わせて1か月くらい?)。

ここの受付の仕事は本当に楽しかった!!!

展示品に囲まれて働けたこと、常に音楽と関係のある環境で仕事をすること、私にとっては夢のようでした。

やっぱり音楽好きなんだなー。詳しくはないけれど。

働く上で気を付けたこと

こうやって見ると色んな所で働かせてもらったわけですが、常に働きながら意識してきたことがあります。

基本断らない

上記につらつらと書いたお仕事、一度も断ったことがありません。

土日や変則的な時間だと働きたがらないフランス人が多い中で、私のように「断らない」人材は貴重だった様子。

とりあえずますこに連絡しておけば人員確保出来るでしょ、と思ってもらえたのが良かったです。

(当時は子どももいませんでしたので、断る理由もなかったです)

常に笑顔、対応は日本と同じように丁寧に

フランスだと適当な人が多いですし、二コリともしない人ってたくさんいます。

でもそこで差別化を図ることにしました。

正直、こんなの楽勝です。日本で働いていた時同様にニコニコしながら丁寧に対応すれば良いだけですから。

どんなに相手が不機嫌そうにしても我関せず、私のやりたいようにやりました。

丁寧に、に関しては同僚に「そこまでやらなくていいから」と注意されることもありましたよ。

「それは私たちの仕事ではないから」と。

ちょっと調べればわかることなどは同僚がいない時にサラッと調べて教えてあげたりしましたが、やりすぎないように気を付けました。

「郷に入っては郷に従え」。

そのため私がやりすぎてしまうと同僚に迷惑がかかる可能性があるものに関しては日本スタンダードで丁寧に対応、とはいきませんでした。

出来るだけ多くの人と仲良くなる

コネづくり、とまではいきませんが、仕事で関わる人すべてと仲良くできるよう、ちょっとした会話をするよう心掛けました。

そのため市役所関連で働く知人がたくさんおり、求人情報なども定期的に教えて貰えます。

仕事に限らず、知人が多いと何か困ったことがあった時に教えてくれたり、助けてくれる人が見つかるというメリットも。

もちろん自分だけが恩恵を受けようという姿勢ではなく、お互い助け合おうというスタンスです。

そして市役所のゴシップネタにも強くなってしまいました(笑)

 

今回は短期のお仕事に関して触れていますが、今後1年半ほどフルタイムで勤務した仕事に関しても記事にしていきたいと思います。

飽くまで一個人の経験に過ぎないのであまり参考にならないかもしれませんね。

フランスで働いた経験のある方やいま求職中という方の、仕事探しのコツや経験談などもお待ちしております。

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